前回の続きです。
適当な工事屋さんだと給湯器と配管の接続部しかパッキン交換しないところが多いのですが、
うちの場合は保温材を一度全部剥いでからパッキンを使った接続部がないから確認します。
前回コーキングを塗った壁からの取り出し口のパッキンももちろん交換しています。
パッキン交換をして配管に保温材を巻いていきます。
続いて台所と、お風呂についているリモコンの配線を繋いでいきたいところなのですが、配線に緑青という銅錆が出ています。
下の写真の青っぽいような緑っぽいようなやつです。
しかも、白い線に関しては潰れています。
こんなことが原因で、導通不良を起こし、リモコンが点かなくなってしまうことがあります。
この腐食したら潰れたりしている部分を切り飛ばして、被覆を剥いて腐食してない綺麗な動線を出し、Y端子を接続します。
ここで被覆を剥く時に余計なところを傷つけると数年後に緑青が出て配線がトラブルを起こします。
次にリモコンを交換していきます。
リモコンを付け替えてマスキングテープを貼ります。
リモコンは水平器で水平を取っています。
リモコンの施工説明書の指示通りにコーキングします。
コーキング後。ベチャッとはみ出したりせず綺麗に決まりました。
ぱっと見塗ってあるかどうか分からないですくらいの厚みで塗るのがスタイリッシュで好きです。
ただ薄いだけだと耐久性がないので、リモコンの裏側までしっかり流し込んでいます。
ちなみにコーキングしてない家庭がかなりみられます。コーキングしていないと下手すると1年未満で壊れます。
リモコンは2年ほど保証期間があったと思いますが、施工説明書通りやっていないのでもちろんメーカー保証が効かず有償交換になってしまいます。
なのでリモコンのコーキングはかなり重要なのです。
最後に配管カバーをつけて
完成です!
ちなみにリモコン取り付けの画面で自動湯張りが作動していましたが、最近のリンナイの給湯器は浴槽の大きさを記憶するものが多く、初回の自動湯張り時に記憶します。
追い焚きがきちんと動作するかなど含めてキチンと試運転しています。
配管のパッキンの締め付け具合や適切な部材を使わないと、追い焚き時に循環金具からボコボコと空気が出てきたり微小に水漏れを起こしたりすることがあります。
たかが給湯器ですが、やるべきこと、こだわるべきポイントがたくさんあります。
まだまだ紹介したい細かいこだわりポイントがありますが、それはまた別の機会に。
うちは給湯器の交換に3〜5時間はかかります。
大手ガス屋さんがやる給湯器の交換工事を見ていたことがありますが、1時間半ほどで終わっていました。
この違いはなんだと思いますか?
僕の仕事が遅いから時間がかかるわけじゃないのです。自分では仕事は早いと思っています(笑)
やることをキチンとやるとこれくらいはかかってしまうんです。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
給湯、追い焚き、自動湯張りが出来るタイプの通常タイプの給湯器で税込工事費込み17万〜22万円、エコジョーズの給湯器で18万〜24万円くらいで収まることが多いです。ガス屋さん、ホームセンターと変わらない金額です。
ガス屋さんやホームセンターで交換を考えている方はぜひ一度お問合せ下さい。
ガス、電気、水道工事の資格を持っているサービスマンが責任持って取り付けいたします。
少人数、小さな設備屋なので神奈川県の厚木市、平塚市、伊勢原市、秦野市、小田原市、南足柄市など神奈川県の西側をメインにお仕事させて頂いております。申し訳ありませんが、場所によってはお断りさせて頂くことがあります。。。m(._.)m
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アナハイムガストロニクス 0463-94-6822まで。作業に出ていて留守電になっていましたら折り返し連絡いたしますのでブログやチラシ見ましたなど一言吹き込んでいただけると幸いです。