2011年から劇場公開~2012年TVシリーズ放送、そして新作劇場版と楽しませてくれた
平成版ヤマトプラキットシリーズのフラグシップ、1/500スケールを塗装します。
PSやABSのプラ素材をうまく組み合わせる事で
「全てはめ込み」にて一気に完成させる事ができる秀作キット。
それゆえ、塗装を主体に楽しめるのが特徴です。
今回は航海についてまだ時間が浅い時期の、
「冥王星に着氷した状態」をイメージして塗装してみたいと思います。
塗装下地にはプライマーZつや消し成分増量クリアを用意。


船体上部のグレーには、GSIクレオスRLMグレーにプロスアクリックスの白と黒、タミヤアクリル用リターダーを加え、エアブラシに最適な希釈を加えて塗装。
わざとムラを作る様に叩く様な塗り方で着色していきます。


次は船体下部の赤いところへ。ここで使うのはタミヤ墨入れブラウンとエナメルXF-7のレッドとX-9 ブラウンです。
墨入れブラウンはすでに溶剤が添加してあるので溶剤は必要ありません。
またエナメルカラーは上澄みを捨てて沈殿した顔料成分のみを混ぜ合わせます。

で、船体上部と同じ様に叩く様に吹き付けて、一回目の乾燥でこんな感じ。エナメルでも早く乾くので便利です。


こんな感じに塗ってます。成型色を活かしつつ、班になっているのが分かります。この後、船尾へ向けて1方向から同じ色をオーバーコート。もちろん普通のエア圧で均一にかかる様に。ムラを薄っすら残して見せるのがスタイルです

境界面のマスキングはしていません。下面(赤い方)はエナメルなので、上面側(ブルーグレー:アクリル塗り)にはみ出てもエナメル溶剤で落とせます。
で、こちら。
下半分をマスキング後にエナメル溶剤を含ませた海綿で、はみ出た艦底色を撫でる様に溶かしてから紙製ワイパーで丁寧に拭きあげます。

この時溶けた茶色は筋彫りや他のディティールを浮き上がらせてくれ、視覚的に全体の雰囲気が上がってくるのです。
で、予め、澱粉糊をスポンジに付けてチョンチョンと塗っておいた所を水で湿らせてから、指の腹で揉む事で適当に船体色を剥がしていきます。すると、摩擦で生の塗装面になった様な表現になります。イメージとしては『ヘアスプレーを使った剥離表現』に近い感じです。

はがした後の色具合を確認すると、素材の赤が強い発色だったので、残ってた艦底色らしい色と赤を調合し、彩度を上げた色で薄くエアブラシでコート。
乾燥後に自然光で確認。これ位の見え方で良しとしました。




次に甲板の塗装。
スミ入れブラウンを普通の塗料と同じように幅1cmのナイロン平筆で。
一度塗ってはドライヤーで強制乾燥。それを3回繰り返した後、スミ入れ黒とフラットホワイトを添加して同じ方法で2度塗り。一気にドライヤーで乾燥させます。



そしてスミ入れ前にデカール貼り付け。
この後はプライマーZクリアで抑えます。


デカール貼つけ時の白浮き(シルバリング対策)はこのように。
梨地の上にデカール貼ると密着度合いにより【白浮きする】ことがありますが、慌てずに上からプライマーZを塗って、乾燥後にラッカー系の薄め液を細筆でそっと撫でてやれば上手く馴染んでくれます。



本体塗装はここまで。次は艦載機の塗装です。
ここでは弊社の細書き筆が活躍します。

筆の太さを変えずに含みを持たせるには長い穂先を持った筆が必要です。
艦載機は4種8点。目が疲れます。

塗装終了後は本体に置いてみたくなったので、ホビーベースのガチャピタで固定。




簡単な電飾を施してみます。ここで使うのはミライトです。
316イエローx3 メイン\補助エンジン
435グリーンx1 艦橋内
316ブルーx1 波動砲口
にそれぞれ使用しております。




台座にはプライマーZを2種類使用。
傾斜のある縁周りは、プライマーZゴーストグレイ、
支持台座と天面は、プライマーZ艶消し黒です。
100円玉は、大きさの比較用です。


駆け足でご紹介しましたが、乾燥にはヘアドライヤーを使って時短をはかったので、トータルの時間は48時間程度の作業です。そしてこの中で一番手がかかったのは艦載機の塗装。根気のいる仕事でした。(^^)b
最後に使用した塗料をご紹介。
本体には
プライマーZ つや消しクリア、つや消し増量クリア
タミヤスミ入れブラウンとブラック、エナメルXF-7、X-9
GSIクレオスH-69
パジコプロスアクリックス白、黒、ブルーコンポーズ、
アメリカーナプライマリーブルー。

艦載機には
GSIクレオスアクリジョンブラック、メッキシルバーネクスト、
エアテックススマートカラーレッド・クリーム・蛍光オレンジ・ゴールド・ブラック・ホワイト
タミヤスミ入れグレー・ブラック
です。

筆洗いにはブラシエイド、アクリルにはタミヤリターダー。
筆は弊社の細筆です。綿棒とプロワイプ、エアブラシを使いました。
ご参考になれば幸いです。
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