2017年3月に開催したスケールモデラーズフェスティバルで
購入した1/72 VX-4 ファントム<ブラックバニー>をどの時期に合わせて作ろうかと考えていたところ、
私の組み立て作業では「静岡HS」は間に合いそうに無かったので、<その半年先の「ろうがんず杯」なら大丈夫そう>と言うことで、組み立て開始。
スケールは72なので、単機ではボリュウムに欠けるなあ と思っていたところ、自社販売サイトitem-Craft のページに少し大きめの「黒いファントム」(ハセガワ 1/48 F-4EJ ファントム II “飛行開発実験団 60周年記念”)があるじゃぁないですか!
(じゃの後に続く小さい"あ”に注目、余裕のある言い方です)
しかもVX-4とは形式が違う...
そんな細かいことは作りながら考えるマイペースな斑ニャンコなので、早速主宰の机に代金と❤️を添えたメモを残し、お気に入りなリンドストロームニッパーで仮組みを開始。
コクピット周りとパイロットを乗せたら、一次審査用にパチリと撮影。
程なく本戦出場可のご返事がきたので、ここからが本領発揮モード。
今回はほぼ黒一色なので、排気ノズル周りの金属表現にも必要な、手軽にキレイなツヤ有り塗装ができるカラーを探しておりましたところ、主宰から渡されたのがこれ↓
GSIクレオスのミニスプレーNo.2ブラック(光沢)
主宰の経験では、
<夏の終わり位にちょうど良い均一な噴射状態が得られる>とかで、「このミニスプレーが吹きやすいだろう」とカッコつけられて渡されたので、素直に信用。
注意点としては、
・手早く動かしながら吹き付ける
・噴霧中、ノズルは長押ししない。
・ガス圧が徐々に下がり全部を使い切れないので、出なくなるまで塗ろうとしない。
...なんか難しそう。
「もし色が垂れたら、そこでやめて乾燥させる」
とも言ってたなぁ。
キャノピーをマスクして機体に固定したら、本来のカッコイイファントムの形になったので、そのまま上機嫌でブシューッと塗っちゃいます。
色が乗ったなあと感じたら、角度を変えて表面の反射を確認。
塗装面の状態が水を被った様に均一になっていたら塗装は完了です。
ここからが地獄のデカール狂騒曲の始まりです...ェ
一番の見せ場となる金の衝撃波ラインと日の丸を貼ったら、
鬼の様なコーションマーク(注意書)の山、山、山!
毎日の仕事もあるのに、コレだとまるで「試練の祠」じゃないですか。
<皆さんも見た目でキットを選ぶときは、是非デカールの少ないキットをオススメします>
「この細かい作業、完徹すればきっと自信に繋がるよ」と主宰の声が頭の上から聞こえてきた頃には、ほぼ貼り終えて満面の笑顔でした。
で、次のVX-4。
1/48を貼り終えた自信から、こちらはサイズが小さい(1/72)ので難なく貼ることができました。...デカールの多さに慣れたからですね(笑)
デカールが乾燥したらGX100 スーパークリアⅢをエアブラシを使ってコート。
GSIクレオスの溶剤系カラーで、このクリアのみ侵食によるデカール溶解を気にせず吹けるので便利です。
展示方法はMM工房 ディスプレイスタンドの低翼用を2個用意して、デカール添付を頑張った裏面を立ち位置で見ていただける様に、ホビーベース モデルカバー特大用 底面ミラーを敷きます。
本選での展示はこちら。
惜しくも選は逃しましたが
当日は数々の方々にお声をかけていただき、
また画像にも収めてくださりありがとうございました。
そして、石坂会長から「このデカール、全部貼る人いないよね」とお褒めの言葉までいただき、大変嬉しかったです(^^)/
展示方法を検討中...色々考えるのが楽しい時間です。
F-4ドライバーは別売のクルーセットをシートに合わせて固定してます。
弱粘着の両面とネオジム磁石でしっかりと固定できてます。