ALFREDO CARRION
「Los Andares Del Alquimista」
 
SPAIN / MOVIEPLAY GONG / S-32838 (1976)
 
 
カナリオスのヴィヴァルディの『四季』を主題に、クラシック・ロック・現代音楽までの音楽性を対比させたダイナミックな躍動感を注入したサウンドの『CICLOS』やMIGUEL RIOSの『LA HUERTA ATOMICA』のアレンジを担当したアルフレド・カリオンの1976年のソロ作。
オペラ風でエキゾチズムを漂わせる格調高い女性ボーカルを導入し、アヴァンギャルドな雰囲気の楽曲から、バックの弦楽と共にシンセサイザーが高鳴って厳粛に盛り上がります。
そしてオーケストラを大々的に取り入れたシンフォニックに盛り上がるアルバム・タイトル曲「Los Andares Del Alquimista」が究極で、クラシックそのものを聴いているかのような高揚感と共に厳粛に盛り上がる素晴らしいシンフォニック・ロック!
スパニッシュ・ギターの調べが印象的な、間違い無くスペイン最上位に位置する作品。
 
(YouTube)
 
 
初回盤は内ジャケットがカラー印刷でした
 
私は、特にこのスパニッシュ・ギターの演奏部にやられましたが、オパス・アヴァントラが気に入る方には正に絶品アルバムでしょうし、ロバート・ジョン・ゴッドフリールネッサンス等をお好みの方にも充分受け入れられる、スパニッシュ・ロックを代表するシンフォ名作アルバムです。
 
 
スペインにもまだまだ好作品が・・・