日曜日にスタジオライフの「Back Cindy」を観てきました☆


まず、役者さんたちは皆さん素晴らしかった!

そして、女の子のためのおとぎ話を、
男である彼らが魅せて、届けてくれることの
不思議さ、面白さを感じた舞台でした。

劇団ファンの方にしてみたら
何をいまさら!な発言かもしれないけれど
この物語を作り出し演出している倉田さんって
凄い人だなって感じています。

というのも私、舞台の中盤以降は、
ずーっと目の表面に涙の膜が張っている様な状態だったから。

シンデレラの物語を、別視点から捉えたこの舞台。

そうだよね。女性は選ばれるのではなく、
選ぶ(選べる)時代になったのだよねと思わされます。

そして選ぶということは、自分の人生を左右し
自ら決めていくということ。決断することの重み。

みんながお姫様になれるわけではない。

なりたいわけでもない。

今もある程度裕福な男性に狙いを定めたら(笑)
女性は安定した生活を送ることができると思うのです。

でも、だからといって皆が皆そうするわけではない。

あえて茨の道を歩こうとする人もいる。

昔読んだ楳図かずおの漫画に
主人公の女が二人の男性の間で揺れていて、

一人を選んで結婚するのだけど、結果的に幸せにはなれず、
もう一人の男性と一緒になっていたら…と後悔するのだけど、

その男性と一緒になっていたとしても
幸せにはなれてはいなかった…的なストーリーがあったのです。
(タイトルや詳しい内容は忘れてしまった)

この漫画が私的には衝撃的だったのです。
こっちがだめならあっちがあるわけではないんだな…と(笑)

たとえば、

こっち=幸せ
あっち=幸せ

こっち=だめ
あっち=だめ

こっち=ふつう
あっち=ふつう

こっちもあっちも=幸せ
こっちもあっちも=だめ
こっちもあっちも=ふつう

こんな感じでこっちとあっちには何通りもパターンがあるのです。
さらに言うとそっちも向こうもある。
これは男性にも同じことが言える。

もちろんパートナーとの出逢いが、
幸せのすべてを決定付ける訳ではないけれどね☆


この舞台には女の人生について…、
ぐいぐい迫ってくるものがあって
瞼の奥側がなんだか染みて仕方なかったのです。

男であるスタジオライフの皆さんが
ここまで女の人生について
語りかけてくれるなんてビックリでした。

役者さんが素晴らしかったのはもちろんのこと、
こんなにも女性に伝わる舞台を作り上げられるのは
女性である倉田さんの力も大きいよね。


公演中にもう一度観に行こうと思います。