今朝目が覚めて

「トーマの心臓が終わってしまった」

とつぶやいたら、夫は

「あぁ、俺のワールドカップが終わった…」

と同じく肩をおとしていたヽ(;´ω`)ノ


昨日、大千秋楽後の舞台挨拶で青木さんが、
トーマはワールドカップの開催される4年ごとに再演されていると
おっしゃっていたので、

「お互い次のロシアが楽しみだね(TωT)」

と言っておきました☆

いや、トーマはもっと短いスパンで
ライフワークのように(スタジオライフだけに)公演してほしいものです。


ちなみに夫はワールドカップを観にフランスに行き、
現地でダフ屋から10万円もする(日本戦ではない)
チケットを買ってしまうほどのサッカー狂。

対して私はサッカーのルールも野球のルールも知りません。

面白いほど趣味趣向が合わないのです(^o^;)

その昔、
「1999年の夏休み」が映画館でリバイバル上映された際
(まさに1999年の夏休みの7月か8月でした)、
こんな貴重な機会は滅多にないから!!と
夫を連れて映画館に足を運んだのです。

この作品は私にとって胸の中に大切にしまってある宝石のような映画。
萩尾さんのトーマの心臓を知るよりも前に出逢って衝撃を受けた作品です。

私もスクリーンで観るのは初めてだったので、
感激で胸をときめかせながら観ていました。

そしたら隣からプチップチッと、
なんだか不審な夫の行動が横目に入ってくるではありませんか。

は、鼻毛を抜いていたのです( ̄□ ̄;)

後から聞くと、夫にとっては退屈だったらしく…。

「私にとって大切な映画なのに、鼻毛抜いてんじゃねーよ!!」と
見終わった後は、冷戦になりましたね。。。(笑)

いまだにその時の話がよく出ます。

この経験以降、自分が観たいもの、
でも相手があまり気乗りしていないものは、
強いることをやめて、一人で観に行こうと決めました。

以来、私だけが観たい映画ならホラーでも一人で行きます。

夫も自分だけが観たい映画は一人で観に行きます。

でも、「1999年の夏休み」のDVDは、
本当に繰り返し家の中で観ているので、
すっかり夫も台詞を覚えてきて、

例えば窓から蜂が部屋に入ってくると

「蜂だ!!!!!」

「何も殺さなくてもよかったじゃないか。
そっと捕まえて逃がしてあげたらよかったのに」

「キミがゆうを殺したんだ!」

(byすべて映画の中の、のりおのセリフ)

的な会話が自然に展開されます。

映画のサントラにも使われているCD「風の鏡」もアマゾンで勝手に注文してくれていたりして
(恐らく夫自身が気に入ったのだと思う。私はとっくの昔に入手していたので、2枚所有することになりました(^_^;))
洗脳は序々に成功しているのかも…。


今回の「トーマの心臓」も散々「行く??」と誘ってみたのだけど、
あまり気乗りしないようだったので、
隣で鼻毛を抜かれたら困るし(困るどころか殺す…)、
すべて一人で観に行きました☆≡。゚.

素晴らしい舞台だったから、観てほしかったのだけどねφ(.. )

「トーマの心臓」。
奇跡が起きてDVD化してくれたら確実に洗脳するんだけどな。


昔話に花が咲いてしまいました。。