この前レンタルして観た、
コッポラ監督の「ヴァージニア」。

story~
サイン会を開くために、ある寂れた田舎町にやって来た作家が、夢に現れた謎めいた少女とエドガー・アラン・ポーに導かれ、身元不明の少女の死体が胸に杭を打ち込まれた状態で発見された殺人事件と過去に起きた凄惨な殺戮事件の真相に迫るとともに、ボート事故で娘を亡くした現実と向き合い、新作を完成させるまでを描く。




現在と過去なのか、

現世と現世ではない世界なのか。

説明のつかない二つの世界が交錯しながら進行する物語なのだけど、

「現世ではない世界」の方の描かれ方が
尋常でないほど退廃的で美しいのです(>_<)

V.という名の謎の少女。
不気味だけど可愛らしくて哀しげなどうやらあちらの世界の住人。
コルセットを纏った衣装も素敵です。




ハッとするような赤と黒のコントラスト。




なぜかエドガー・アラン・ポーが出てきたり!




このバイクのシーンも素敵だった。






この世の者ではない子供たちが、無邪気にお墓から出てくるミステリアスなシーン。
怖い。けど子供たちは可愛くて、それだけに哀しい。
この子たち、一体どうしちゃったの?



V.のメッセージ。



現世の描き方がコメディタッチだから
より現世でない世界の異質さが際立っていたと思う。

あと、ブルーブラックでダークな色合いの世界観が印象的!


窓に映りこむはずのない時計台が映りこんできたり
川に少女の姿が大きく映し出されたり
どちらかというとストーリーよりも
まるでアートみたいな映像に魅了されてしまった☆

もちろん2度見したことは言うまでもありません。

ちなみに、「ヴァージニア」というと
まずこっちの映画を思い浮かべてしまう私は
まさしく昭和の人です(^o^;) 




邦題被ってるけど、問題ないのかな??