☆鑑賞メモ☆
この数日で立て続けに、ずっと観たかったDVDを観ました。
今日はその内のひとつ。リヴィッドの鑑賞メモを。
ネタバレ&ホラー映画につきグロ注意。。
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「リヴィッド」
去年、渋谷で単館公開している時から観たかった映画、
「リヴィッド」。
ネットのレビューはいまいちのようですが、
私は最高におもしろかった☆
気になっていたグロシーンも少なかったし
(グロシーンは苦手です。。。)、
なんといっても好きな要素がありすぎました。
☆主人公が超美しかった&彼女の哀しみの憂いを帯びた瞳
☆物語の舞台は廃墟同然のお屋敷
☆少女たちのバレエシーン
☆厳しく美しいバレエの先生(後の老婆)
☆人形のように眠り続ける少女のモンスター
☆娘(主人公)を見守る自殺した母親の霊
☆美しい旋律の音楽
☆植物状態で眠り続ける不気味な老婆
☆その老婆が得体の知れないモンスターとして目覚め主人公たちを襲う
などなど、恐らくビビっとくる人にはビビっとしすぎる要素が
凝縮された映画なのです。
ねたばれになりますが、
特にラストシーンは映像に吸い込まれるように
グっときてしまいました。
いろんな解釈の仕方があると思いますが、私は
もともと感受性が強く、
母の自殺で心の奥に哀しみを抱えていた主人公は
長く母親に虐げられ自由を奪われていた
少女のモンスターの哀しみに深く共鳴し、
彼女に自らの(人間の)身体、つまり自由を譲ってあげた。
そして自らは天に(母の元に)召されていった。
と思いました。
もしくは、2人の魂は主人公の肉体の中で融合してひとつになり、
2人の哀しみは少女のモンスターの身体と共に、昇華されていったのかと。
ほかの解釈の仕方があるなら、聞いてみたい。
あと、この映画の監督・ジュリアンモーリー氏が
気になっている日本の映画監督は
「井口昇」さんというのも、
やっぱわかっている監督だなと思いました(笑)
グロシーンがなかったら、DVDを購入したかも。
それ位、気に入った映画でした。
ホラーというよりも、哀しみが漂うファンタジー映画でした。
☆☆☆☆☆!!!