みなさん
こんにちは。キャリアコンサルタント見習いの安藤です。
学習の継続。
#1 キャリアの意味とキャリア形成
#1-1 キャリアとは何か?
① キャリアとは、過去→現在→未来の轍(わだち)
② キャリアは「自分らしい生き方の積み重ね」で努力と創造の賜物で、「職業は選べるが、キャリアは選べず」、「独自性の強いユニークなもの」だ。
③ 狭義のキャリア「職業」、広義のキャリア「ライフスタイル」であり、キャリコンは広義のキャリアを支援する。
#1-2 キャリアの定義;1959年、「人間の「働く」という行動を概念化して測定研究開始。
① 学者の定義
スーパーさん;
当初は、キャリアは長期的な時間の流れの中で個人と仕事が関連していると定義。
拡大して、生涯にてある個人が果たす一連の役割および役割の組み合わせと再定義。
ハンセンさん;
スーパーさんの理論を元に、女性視点を取り入れて、キャリアとは「単なる職業、職務、進路ではなく、相互に作用し合い影響し合う人生の様々な役割を包括する概念」と定義。
ホールさん;
キャリアには4つの意味合いが含まれていて、上方へのキャリア、専門キャリア、生涯に渡るキャリア、初経験の生涯に渡る連なり。
② キャリアの多面性
学者による視点の違いはあるが、1つ1つの理論が独自のキャリア概念を持っている。
③ 共通する4つの要素
・人環境との相互作用の結果・時間的流れ・空間的広がり・個別性
④ 我が国でのキャリアの定義
・日本では、自分のキャリアを企業に託して頼り切るのではなく、自らの価値観や意思、職業能力をリソースとする「自律的キャリア形成」が必要。
・キャリアは個人と働くことの関係の上に成り立つ概念。個人から独立はしない。そして生涯に渡り役割の連鎖が必要。
⑤ キャリアの定義は「道しるべ」
エンプロイアビリティのあるキャリアこそが「自律的キャリア」=「道しるべ」。
#1‐3 内的キャリアと外的キャリア
シャインさん;組織内で働く企業人のキャリア形成に関する研究成果を残した。
・「内的キャリア」;目に見えないもの/心理的側面
→自分自身にとっての働く意味や意義、理由
→仕事のやりがい=QWL、生きがい=QOL
・「外的キャリア」;目に見えるもの/職業的側面
→具体的な所属先や職位など
#1‐4 キャリア形成と職業能力・スキル
・「職業能力」;職業に必要な労働者の能力であり、仕事で求められる力や職業人として兼ね備えるべきものである。
→コミュニケーション能力、ヒューマンスキル、向上心、論理的思考
→キャリア形成の過程で養われるものが職業能力やスキル