遅まきながらTrac 0.11.2.1が出ていることを知り、バージョンアップを行ってみました。
バージョンアップの方法は、以前に書いた「Tracの使い方 - Trac0.10からTrac0.11へのバージョンアップ - 」とほぼ同じで
# /usr/bin/python setup.py install
にて、最新のTracをインストールした後に
# trac-admin /home/trac/project1 upgrade --no-backup # trac-admin /home/trac/project1 wiki upgrade
で、チケットやWikiのバージョンアップをすることでいけます。
最後に、Apacheを再起動して無事に終了!と思っていたら・・・。
ExtractionError: Can't extract file(s) to egg cache The following error occurred while trying to extract file(s) to the Python egg cache: [Errno 13] Permission denied: '/home/trac/.egg-cache' The Python egg cache directory is currently set to: /home/trac/.egg-cache Perhaps your account does not have write access to this directory? You can change the cache directory by setting the PYTHON_EGG_CACHE environment variable to point to an accessible directory.
というエラーメッセージが・・・。
PYTHON_EGG_CACHEの環境変数は、旧バージョンのTracをインストールした際にApacheの設定ファイルに定義済みなのですが、今回のTrac 0.11.2.1のバージョンから環境変数のPYTHON_EGG_CACHEの指定方法が変わっている模様です。
Tracに付属しているマニュアルを見てみると
のように、以前のSetEnvを使う方法からPythonOptionを使って指定するように変更されています。
ちなみに、Trac0.10のマニュアルでは
のように、SetEnvで指定する方法が記載されています。
ググって色々探してみましたが、見つからずマニュアルを見てみたら書いてあった・・・。
ちゃんとマニュアルは読まないとだめですね。