「この世界の片隅に」を観てきました。
観終わった後、言葉が出てきませんでした。
満席で立ち見の人も結構いましたが、終わった後の館内はとても静かでした。
ほとんどの人が茫然自失状態。
入館前に前の公演終わりの人が表情がなく、すごく虚ろな目をして出てきて「ハズレ映画か」なんて思ってましたがとんでもなかったです。
自分も感動で打ちのめされて全く同じ状態に。
気持ちよく涙が流せて爽やかな感動!
って感じでは全くなくズッシリと腹にくる感動でした。
涙が流れそうになる瞬間は何度も何度もありましたが、涙を流して観るものではないな、と理由は分かりませんが思いました。
かといって重過ぎる訳でもなく、
絵はとても温かみがあって観やすく、笑って朗らかな気分になるシーンも沢山あり、
観終わったあとしんどくなる映画でもありませんでした。
映画を観ている最中は戦中の広島に確かに行ってました。
主人公のすずも確実に存在してました。
言葉にするのが本当に難しいのですが、
本当に凄い映画です。
のんこと能年玲奈すごかったです。
すずの成長をあそこまで自然にやってしまうとは。
「グラントリノ」観た時以来の衝撃でした。
いや、それ以上かも。
ショッキングなシーンもありますので、
万人には勧められませんが、観た方がいいと思いますよ。
絶対に。