知人の知人から頂きました。

物置に長い間保管されてたようです。

細かいほこりがたまってましたが、意外にもコーン紙は、

比較的きれいで、好印象です。

※写真は、清掃後です。

 

TRIO LS-3000 1975年 53600円/2台

 

同じ年の大卒初任給が89,300円ですので、

そこそこの価格だったと思います。

中を拝見


①吸音材が上から下まで、びっしり
②外観3way方式なんですが、

実は2Wayで、一番下のユニットは

コーン紙のみのパッシブラジエーター方式

③天井と底板におもり↓がついています。

その効能をオーディオの足跡様より引用すると・・
【大型システム並みに重々しい低音を出すため、

フレキシブルボードのベーススタビライザーを

エンクロージャーの天地に採用しており、

ウーファーの振動による反作用をシャットアウトして

低音の響きを得ています。】
・・だそうです。


④ (同じく、オーディオの足跡様から引用) 

音の明るいCFコーンを採用しており、

さらに音のキレを向上するためにNUKP

(未ざらしパルプ)が配合
・・だそうです。


⑤スピーカースタンドも付属・・親切ですね。
   
⑥スピーカー端子は・・お粗末ですが、この時代はこれが標準でしょうね。


⑦2wayのクロスオーバー周波数↑が、4KHzと書かれています。
 ほぼ同年代で価格帯も同じような Victor SX-3では

2KHzですので
ウファーの守備範囲が広いです。

 

⑧よく見えませんが、ネットワークはコンデンサのみ???

もしそうなら、ここは改造等のお遊び要素あるかも(^^)

軽く試聴してみました。


もしかすると、十年以上使用されていないので、目覚めるのに
時間が必要でしょうが、この状態での印象を書きます。
①確かに低音は伸びてるような気がしますが、

アピールするほど、重低音が響くわけではない

・・・ように思います。
②中高域は、う~んもう少し頑張ってほしいな~ぁ
  やはり、ウファーの守備範囲が広すぎるのかもしれません。
  あるいは、ネットワークのコンデンサの劣化かもしれません。
③サイズ感としては、大きすぎず、小さすぎず、

私的にはBestサイズ 

幅257x高さ572x奥行243mm

 
いろいろ試してみたい興味深いスピーカーです。
・パッシブラジエータ方式を楽しむ
・ネットワーク含めてツィーターを交換して変化を楽しむ
etc.

【前回予告の、ホーン風スピーカーの試聴は、次回に延期しました。】