昨日の京都・長岡京での成果物です。
小型なので作業部屋で放送を聴いたりするのに便利と思い入手しました。
(W:380 H83 D295mm)
イメージ 1
 
パイオニアのレシーバーSX-2020です。
「オーディオの足跡」様を検索してもヒットしません。ちょっとマイナーな機種でしょうか。
 
 
内部を見てみます。
イメージ 2
 
トランス2個
分離のこだわり設計
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コの字型の1枚基板
 
たぶん作りにくかったと思います。
 
 
 
 
 
もちろんバリコンチューナーです。
イメージ 3
FM3連、AM2連
構成です。
 
ツマミ軸に、フライホィールがついていて、回転フィーリングを改善しています。
他の特長的なものは
イメージ 4
針式のメーターは
無くてLED式です。
 
FM最良受信で、
真ん中のLED点灯
 
AMの時は、信号の強さで点灯LEDの数が増えます。
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
 
 
 
 
ダイアルのバック
ラッシュ防止にギア2枚(ばねで逆方向に引っ張る)使用しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 9
 
パワートランジスタは、シャーシ―をヒ
ートシンクとして直付け。
 
このトランジスタの
形状も珍しい。(
横方向に放熱板が出ている)
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6
 
 
コンセントプラグに「PIONEER」のロゴが入っています。
 
近頃、どのメーカー製もこのようなロゴ入りは見かけなくなったような・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
肝心の受信感度や音質ですが、
・室内アンテナで近隣の放送は入りますし、
・小型スピーカーを鳴らすに充分なパワーです。
 
ただ、古いアンプなので、DCバランスや暗ノイズをスピーカー端子で調べました。
 
<<DCバランス>>
Lch: 5mV              Rch: 50mV
イメージ 7
Rchのずれが大きいですが、基板上を見てもそれらしき調整ボリュームが無いので、無調整かと・・・・。
まぁ、100mVぐらいまでは実用上問題ないでしょうから。
 
<<暗ノイズ>>
AUX端子を短絡状態、ボリュームを12時の位置で見ました。
Lch: 7mVp-p             Rch: 7mVp-p
イメージ 8
ノイズは、少ない方ではないが、小型スピーカーですし、あまり気にならない(気にしない)事にします。
なお、写真は省略しましたが、オシロの時間軸を遅くしていくと、60Hzハムの影響も見えてきます。
 
<<このレシーバーに対する私の評価>>
(1)小型サイズで本格レシーバー、大変気に入りました。
(2)オシロで波形を見なければ、ノイズは全く気になりません。使用に問題なし。
(3)FM、AM、そしてAUXにMD/CDプレヤーもつなげますので、作業部屋BGM装置に最適です。
(4)価格も納得できるもので、総合的に良い物が入手できました。
 
以上、ご参考になれば幸いです。