もう各新聞に、少し載っていてご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

「知恵を出さないやつは助けない」などの、稀に見る震災地での暴言の、

松本龍・前復興大臣のその後に触れていましたが、あまり知られてないようです。



まだ2週間前…。

またたく間に辞任していった松本龍・前復興大臣のことを伝えている、

いくつかのサイトから、NET IB NEWSというところからご紹介したいと思います。


本当はどうだったのかわかりませんが、テレビばっかり見ているとどうなるか…、も少しわかるかもしれません。


松本龍前復興相に精神疾患を起こさせた地震と"ケンカ"

 14日、九州大学病院は、11日午後、検査・療養のため同病院に入院した松本龍前復興相の病状について、軽度の躁(そう)状態と発表した。記者会見を至った経緯について、久保千春病院長は、松本氏の事務所、家族に各方面から問い合せが多く寄せられたため、家族の要請により会見を行なったと説明した。


 病状説明を行なった主治医団の神庭重信教授によると、本人および家族の観察では、6月初めぐらいから、松本氏は不眠、疲労感および高揚感を自覚していたという。また、普段とは異なる口調になることが家族に観察されていた。十分に睡眠が取れないことで時々、催眠薬などを服用したこともあったという。こうした本人および家族の話などから、病院側は、「震災対策に伴う心身疲労によるもの」と推測している。


 松本氏の発言問題について、松本氏をよく知る人たちは「まるで別人のよう」との感想が多かった。なお、病院側はNET-IBの質問に対し、東日本大震災発生以前に松本氏に上記のような異状はなかったと回答した。


 しかしながら、はたして震災対策だけが松本氏の精神疾患の原因なのだろうか。


国会関係者からは「松本氏は、官邸で頻繁に繰り広げられる首相、閣僚のケンカを仲裁していた」との話もある。一方で、菅政権が不信任決議案で揺れた際、菅首相に早期退陣を求める発言を松本氏が行なった時点で「様子がおかしい」と、首をかしげた関係者も多い。被災地復興にはやる気持ちも、被災地そっちのけで連日繰り広げられた政争に遮られた。「民主も自民も公明も嫌い」という言葉が、すべてを物語っているような気がする。


 神庭教授によると、気分障害は、内分泌疾患、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍といった病気によって起こることもあり、その可能性を否定するため、松本氏への各種検査を行なっていくという。入院期間は今のところ未定だが、一般的には、気分障害は『寛快』するとのこと。


【山下 康太】  2011年7月14日 18:33


松本龍氏の病状説明(九大病院発表)

 松本龍氏は震災対策を行なうにあたって、心身ともに消耗し、不眠、生体リズムの失調などが重なり、気分障害が誘発された。気分障害は気分のバランスをとる機能が損なわれ、うつ状態、あるいはその逆のそう状態になる障害で、松本氏の場合は過度の覚醒状態から、気分の高揚状態、そして軽度の躁(そう)状態だったと思われます。ご本人もその精神的変化を自覚し、入院治療について了解され、決意されるに至っております。


 軽度の躁状態では、気分高揚に伴い、本人の本意とは違うことをつい口走ってしまうこと、普段なら決してしない行動をとってしまうことが多いのです。マスコミ等で報道された松本氏の報道のいくつかは、こうした精神状態と関連するものと判断されます。入院時は不眠、疲労感、気分高揚感などを主症状とした軽度の躁状態が認められましたが、現在は、それらの状態は軽快傾向にございます。以上です。



  これを踏まえて今日、読者からこのようなご意見が寄せられています。


2011年7月19日 16:18

 松本龍代議士が復興担当相を辞任する原因となった発言問題に関するマスコミ報道について、

匿名の読者の方よりご意見メールをいただきました。以下、ご紹介いたします。


 このたびの松本前大臣の病気については、大手マスコミ各位や世間の反応に看過しかねるものが多いがため、躁うつ病(双極性障害)の患者として、コメントを寄せさせていただきたいと存じます。


 当方は患者として、躁状態のなんたるかを身を持って知っているため、松本氏についての報道が過熱し始めた当初より、「これは躁状態か、躁うつ病ではないのか」という疑念を持っていました。ただ誤診があっても困りますので、医師による診断が出るまで待っておりました。


 松本氏に対して躁状態との診断が出た後ですら、「本当に病気なのか」とか、「政治家が病院に逃げ込むのは嘘を言っている時だ」とか、「あんなのは病気ではなく、本人の自覚の問題」といった声が多数聞かれます。しかしながら、躁うつ病患者に言わせれば、あれは典型的な躁状態であり、れっきとした病気なのです。

 まずご理解いただきたいのは以下のような点です。


【1】 躁うつ病は非常に苦しい病気で、その自殺率はうつ病を大きく上回り、20%前後と広く報告されています。なぜこれほどまでにたくさんの患者が自殺を選ぶのかというと、「病気によって社会生活が死んでしまうから」「今まで築き上げてきた社会的信用を躁状態での愚行によって一瞬で失ってしまうから」「躁状態でやらかした愚行を、うつ状態に移った後、激しく後悔し羞恥心に責められるから」などがあげられます。


【2】 躁状態にある患者は、社会的逸脱行為をたくさんやらかし、それでいて自分は病気だという認識が無く、むしろ絶好調だと思っています。松本前大臣の行動は躁状態としては軽症であり、多くの患者は、社会的に許容されない言動、性的逸脱行為、散財による借金、組織人としてあるまじき行為などを繰り返して、社会生活から脱落していきます。


【3】 この際、メディアの方に十二分にご理解いただきたいのは、躁うつ病は気分障害にすぎず、幻覚が見える病気でも、知性が落ちる病気でもないということです。このため、たとえば幻覚が見える病気である統合失調症の患者に対して、メディアは腫れ物に触れるような報道をするのに対し、躁うつ病患者に対しては、世間的な正義の観点から安直な罵声、非難を浴びせます。事情を知らない方には躁うつ病は、病気というよりも、患者の性格の問題や社会生活上の自覚の欠如に見えるものなのですが、うつ病が「なまけ病」ではないのと同様、躁うつ病は「暴言癖」ではありません。あらゆる精神疾患は社会の病であり、このことは躁うつ病にも当てはまります。


躁うつ病患者は社会からドロップアウトさせられない限り、もう少し幸せに生きていけるのです。それをメディアがよってたかって、見る者が見ればひと目で病気とわかる患者に、浅薄な社会的正義からバッシングを加えているのですから、これでは社会の側が病気を悪化させ、同じ病気の持ち主への偏見をあおっているとしか言いようがありません。ただでさえ自殺のハイリスク軍である躁うつ病患者を、メディアがむち打ってどうするのでしょう。



 専門家は躁うつ病のことをしばしば、「社会的予後が悪い」病気であると言います。病気自体は治すことができるが、病気の間に失った社会的信頼、社会的ステータスは、容易には戻ってこないという意味です。これは松本氏の今後の生活を想像すれば、容易に理解できる状況ではないでしょうか。さらにいえば、同じ躁うつ病の民主党議員であった、堀江ガセメール事件の故・永田寿康氏の「その後」を思い出してください。


 松本氏が正確な意味で「躁うつ病」であるかは、報道内容だけからはわかりません。また、躁うつ病にもいくつかのタイプがありますが、どれに該当するのかもわかりません。松本氏が躁状態なのはたしかですが、これは本態性の躁うつ病とは違った原因でも起こりえます(たとえば抗うつ薬が効きすぎると、一般人にでも攻撃性が出ます)。しかし、躁うつ病だろうが躁状態だろうがポイントは同じで、「病人に世間的価値基準を当てはめるのは間違いである」ということは忘れるべきではありません。


 躁うつ病はうつ病とくらべ発生率は10分の1程度ということもあり、世間の理解を期待するのも難しい部分もあるのですが、可能であれば、精神疾患患者への理解のある報道が増えてほしいものだと思います。貴社に期待いたします。


 貴重なご意見ありがとうございました。【記者】



 本当のことは、まだどうかわかりません。


 だからと言って、あの暴言が許されるものだったとは言えません。



 ただ、前半の記事を見る限りでは、


「6月初めあたりに、長引く国会の空転のため松本龍氏は病気になった。」ような感じです。



 専門家があの言動を見たら、すぐにわかる心の病気だったのかもしれません。

 だからこそ、辞任すべきだったかもしれないし、


 どうしょうもない国会に翻弄された一人とも言える可能性もあります。



 ただそういうことだったとするとマスコミは、


 これまでさんざん叩いてきた自分たちの報道を


 撤回、否定する「事実のニュース」を流さなければならず、


 その後の成り行きは沈黙されるため、


 「あの時、ひどい復興大臣がいたよね…。」ということだけが残ってしまいます。



 テレビで同じニュースが何回もやっていれば、本当にそうだと思ってしまいますが、


 やっぱり新聞も、ラジオも、ネットニュースも、スクープ週刊誌も、ツィッターも読んで判断しないと、


 テレビの同じニュースやワイドショーばっかり見ているとどうなるか…ってことですよねぇ。


                                            おわり