カミカゼ ラストイヤー~レーシングオン特注 ミナルディ M197 片山右京 日本GP
レーシングオン特注 スパーク1/43
ミナルディ ハート M197
カー№20 片山右京
日本GP 1997 ラストイヤー
オリジナル台紙
片山右京のマシン最後のピース、M197がレーシングオン特注という形で発売となりました。
今まで唯一の量産ミニカーだったオニクスのトイ的な出来とは一線を画するのは勿論ですが、スパークの永遠の課題、ドライバーフィギュアも個人的には及第点の出来かな?
F1最終年となってしまったこの年のマシンM197は、この頃のミナルディチームの御多分に漏れずテールエンダー常連となってしまいました。
当初はザウバーチームからのオファーもあったようですが、セカンド待遇が嫌だったらしく、かつてはベネトン時代のシューマッハの相棒にも指名したこともあるオーナーのブレアトーレの誘いを受けてのファースト待遇でのミナルディ加入となったようです。
ワタクシ個人としてはセカンド待遇であったとしても、ザウバーチームで入賞争いをする右京選手の姿を見てみたかったですが、チーム力よりも待遇重視で、思い切り走れる環境を優先したのは右京選手らしいかなあ・・・と。
開幕戦、望外の予選15位。
マシントラブルであわや予選落ち(107%ルール)の危機を救う、渾身の予選一発を決めたサンマリノGP(多分)。
11位ベルガーからの必死の猛追をかわし10位完走を果たしたハンガリーGP。
等いくつか見せ場を作り、チームからの残留オファーもあったようですが、所詮はテールエンダー争いの中での好走であって右京選手が求めていたものには程遠かったのでしょう。
『後進に譲る』という名目のもと、この年限りでステアリングを置くことになりました。
入賞わずか3回ながらも当時の日本人ドライバー最多出走記録を保持していた右京選手。
結果だけでは計り知れない”何か”がF1関係者には魅力的に映っていたのかもしれません。