期待通りの船出~ロム特注 ティレル ホンダ020 アメリカGP 5位 中嶋悟 | いたちんのtake it easy

期待通りの船出~ロム特注 ティレル ホンダ020 アメリカGP 5位 中嶋悟

角田選手、予選ではやっと安定した速さを披露し始めたんですが、なかなかレース結果のほうに結びつきませんねえ・・・・

接触やチームの作戦ミス等、噛み合わないレースが続いていますが、残り2戦なんとか結果を残して貰いたいところ。

 

本日紹介のミニカーはそんな角田選手と同じくらいのシーズン前の期待値&期待通りの開幕戦での走りを見せるも、その後が・・・・

という妙な共通点を持つホンダエンジン搭載マシン。

スパーク1/43 ガレージロム特注

ブラウン ティレル ホンダ 020 

カー№3 中嶋悟

5位入賞(ラストポイント) アメリカGP 1991

オリジナル(カスタム)台紙

遂に出ました中嶋悟ファンのワタクシとしましては待望の、最後の入賞にして、ティレルホンダでの唯一の入賞となったアメリカ(フェニックス市街地サーキット)GP仕様。

序盤戦らしく、前年の名残を残したままのボーテックスジェネレーターのないフロント翼端板。

開幕直後だけだったと思われる真四角ではないリアウイングの形状。

そしてサイドポンツーンの開口したラジエーターと、赤い文字のままだったカルビーのロゴ。

 

等が、当時夢中で作ったタミヤのプラモデルを思い出させてくれます(笑)

ちなみに、タミヤのプラモは開幕戦仕様をバッチリと再現しているのに、なぜかカルビーのデカールがサンマリノGP以降の白文字ロゴだったのが残念だったという余計な事まで思い出させてくれる今回のこのミニカー(泣)

以前発売の日本GP仕様や引退レースのオーストラリアGP仕様は、この2戦のみの改良された大型のボーテックスジェネレーターや、これまた最後の2戦のみのサイドポンツーン前部の"Tyrrell by CLUB ANGLE"のロゴがイレギュラーっぽさを醸し出していて、どうせならこの入賞した開幕戦仕様やサンマリノあたりからの中盤戦仕様のほうがレギュラーらしくしっくり来る感じがしたので、コレクション的にも良かったかな?

このレース、もう何十回と見てるんですが、中嶋選手の積極果敢な攻めた走りと、

前年表彰台に上がり、後にジェラール・ラルースが「91年の開幕直後はオーラーが出ていた」

と語るほどの切れのある走りを見せた亜久里選手が共にその気合いと意気込みを見事に結果に結びつけた、中々に貴重なレースとなっております。

(F1での日本人ダブル入賞は今のところ、90年日本GPと、この91年のアメリカGPのみ)

2人ともその気持ちの入った走りとは裏腹に、予定外のタイヤ交換やコースアウト等、苦戦を強いられながらも入賞圏内まで辿り付いたレースを見終えた当時のワタクシは・・・

中嶋選手は今年こそ表彰台行けるかも?

 

亜久里は去年ほどではなくとも、シーズン前の予想よりはいいところに行くかも?

 

と日本人ドライバーを応援するモノとしては充分過ぎるほどに期待の船出となったはずだったのですが・・・・

その後94年ブラジルGPで右京選手が5位になるまで日本人ドライバーの入賞なしの暗黒期に突入しようとは

今までどちらかというとほぼ期待を裏切り続けられて来たと言っていい日本人F1ドライバーの皆さんのせいで、すっかり冷めた目でレースを見るようになってしまったワタクシですが、

 

角田選手の来年に少しは期待してもいいのかな?