フェリーの乗り遅れで始まった今回の旅


その時はまだ想像もつかないほど、過酷なものになった


題して四国激走1,800kmスタート!




前日徳島入りした私は、ライダーハウスで食い切れないほどの食事のおもてなしを受け、2日目の朝を迎えていた。


今回から赤いゲル座布を投入し、長距離は万全の予定だ。以前住んでいた愛知県刈谷市に工場があり、品質のメイドインジャパンに期待している。




宿の近くには清流吉野川が流れており、このような沈下橋がいくつもあった。
これはきっと絵になると感じ、、


題名『旅立ち』


全く朝の6時から元気である。振り返ると通りがかりの軽トラが止まって待ってくれていた。






ちょっと先の場所はなるが、道沿いの川が澄んで朝日をキラキラ反射する。

あまりにキレイなので動画を撮ってみた。


今回の旅の予定は3日間、最終目的地は最後の清流四万十川。でも四国カルストも外せない、しまなみ街道も、と予定してみるとどうしても時間が足りない。

寄り道なしで本命のみで歩みを進めることにした。



こちらが四国カルスト

まるで天空のみち、ものすごい広さで感動が止まりません。



そこに旅の都度現れる話好きな旅人


日本中をct110ハンターカブで歩いているそうで、日本各地の写真を次から次へと見せてもらえました。

あの〜時間が無いので、とも言えず1時間ほど話し込んでしまい、次の予定の四万十川が候補から消えました






苦労して出会えた絶景は、いつまでも心に残るでしょう。


この場所を離れたく無い、でも進まねば。

お決まりのソフトクリームで、食べたら出発するぞ、と誓います。



大勢のライダーがこの緑豊かなトレイルを思い思いに楽しんでいました。


ここまで愛知県、三重県、奈良県、和歌山県、徳島県、香川県、高知県、愛媛県と8県を通過してきました。ここから瀬戸内海を渡って中国地方から戻る形で帰路に着きます。




到着しました、原付天国のしまなみ海道です。


こちらが原付道、隣の高速の片側の歩道が原付専用なんですね。

この細い道幅ですれ違いの原付が向かいからやってきます。

特にフラフラなおばちゃんライダーは本当に怖い。


どこを見てもまるで絵葉書の光景


しかも長い

30km以上こんな風景が続く


ここを企画し作ってくれた人に感謝しかありません。


そしてここで感じたのは、歩行者、自転車、原付の新しい交通コミュニティのあり方。

モータリゼーションから独立した未来のネットワークになりうると感じた。


疲れもピークの頃、ナンバーも金属疲労で割れてしまった。


そして、期待ゲル座布は願いも虚しく尻痛地獄、もうケツ爆発寸前。

二代目のダイソー座布団のお世話になることになった。




9県目の広島県尾道に着いた頃、スタミナ切れを感じ、なんとかたどり着いたのが尾道ラーメン。おぉー染み入む。


尾道の細い路地をカブで走るのが目標だったが、全く実行出来ず。


なんとか10県目の岡山県にて力尽きて、近くにあったインターネットカフェで宿泊することにした。


3日目 5時前に出発。

有料ナビが選択したルートが日本海経由のためだ。


敦賀経由は想像もしなかったルートだ。

もう必死に帰るのみ。



太平洋から瀬戸内海、さらには日本海まで見ることになるとは。


まだ日本海ですが、なにか?

もう進めそうにありません。。



総走行距離1,792km

無事名古屋に到着しました。

兵庫県、京都府、福井県、滋賀県、岐阜県を含む計15県を横断する旅となりました。


今回は突然3日間の休暇が出来て、四国にするか、九州フェリーを利用した0泊3日の弾丸ツーリングにするか迷い結果四国にしたがおおよそ9割が移動時間になってしまった。

おそらくフェリーで九州に行った方が観光時間は多く取れただろうと思う。


けど四国は道が面白い。川沿いに山があるため真っ直ぐなつまらない道が少ない。交通量も少なく、とことん走ることを楽しめたように感じる。

そして自然が素晴らしい、初めての四国でまだまだ良いところが他にもあると思うが、もっと四国を知りたいと感じた。


正直、きっつい旅だったな〜

おわり