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私の生活には、

祖父母の代から

猫はいなかった。

しかし、

猫にまつわる話は幾つかある。


たとえば。

昔付き合っていた女性が、

真夏に全裸で寝ている間に、

猫に、体の極めて敏感な部位を

なめられて飛び起きた

と言っていた。

猫の舌はざらざらしている

というのは本当らしかった。


また。

我がマンションの専用庭で、

夜中にドサッという音がして、

夜が明けてから見ると、

黒猫の死骸があったことがある。

このマンションでは、本当は

ペット飼育を禁止している

はずだが、当初は

室内で隠れて飼っている人

がいるらしかった。

裏庭に降ってきた黒猫は、

高校教師だった住人が、

肩に乗せて歩いていた

飼い猫だと思われた。

猫自らが落ちて絶命したのか、

亡くなった猫を投げ棄てたのか、

事実は分からないが、

まもなくその住人は、

ついに一言のことわりもなく、

どこかに転居して

いなくなった。


なお。

年末が近づくと、

買い物をした会計時に

社名や店名入りカレンダーを

くださるお店がある。

そのとき

「犬か猫か○○か、

どれがよろしいですか」

と尋ねられることがよくある。

三つ目の○○は、

アニメのキャラクターなど

その事業者に縁のある存在で、

いろいろある。

私はその三つ目が

気に入るかどうかで、

カレンダーをもらったり

もらわなかったりする。

犬も猫も、壁やテーブルには

いらない。

かわいい存在感はありますが。


そう言えば。

亡き母は獣ケモノの類いがきらいで、

犬にも猫にも、

かわいいと言ったのを

聞いたことがなかった。

故郷の山のうさぎは

好きだったのかな。


にゃんにゃんあるある

 

 

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