足止め

上ノ加江公民館の館長さんは近所の人から「先生」と呼ばれている老人。
この人がとても親切にしてくれました。
ラジオを聴きながら天気図を睨み、今後のことを考えてくれました。
結果、明日は一日公民館で過ごし、明後日出発ということになりました。

台風は各地で甚大な被害を残しつつ四国に迫っていました。
夜には警報が発令され、公民館に地元の人が避難してきました。
ただでさえ忙しいのに、見ず知らずの旅人の面倒を見てくださった館長さんには感謝せずにはいられません。せめてもの恩返しのつもりで、非難してきたお婆ちゃんたちの話の相手になったりしました。


8月29日
時間と共に、風が強くなってきます。
外を見やると葉っぱやゴミが舞っています。
停電するのでは?と言った不安な声も聞こえてきます。
特に何をするでもなく、一日中図書室にこもって漫画を読んでいました。


8月30日

地獄の強行軍

さて、予定より一日遅れた私たち一行は、朝6時に出発して、ゴールを目指します。
本来なら40キロ程度のはずだった最終日でしたが、ゴールまでなんと100キロ・・。
しかし、やるしかありません。「あの人」も待っていることだし!
出発の時、朝早くにも関わらず館長さんが見送りに来てくれました。
今回の旅は人に助けられてばかりです。別れるとき熱いものを感じずにはおれなかったです。

峠をいくつか越え「もう限界・・」
でも本当の地獄はこれからでした。
一行は「土佐黒潮ライン」に入りました。
アップダウンの激しい、長い道のりを数時間。ようやく休憩地点にたどり着きました。
ここからは太平洋を眼下に見下ろせる絶景ポイント!カメラを持ってこなかったことが悔やまれる・・。しっかし、広大です。どこまでも続いてるこの海を見て、「あの人」も育ったんですね~。
さらに行くと、昨日の宿泊予定地だったキャンプ場にさしかかりました。
近くには土佐勤王党の武市半平太像が太平洋を見つめていました。

やっと下りです。なが~い下り坂を下り終え漁港にでました。
休憩していると半裸のおじさんが話しかけてきました。
四国を徒歩で一周しているとのこと・・・世の中には物好きがいるもんだ。

さてラストスパート、「桂浜花街道」を進みます。
海沿いの平坦で走りやすい道です。
もうすぐ、「あの人」と対面です!