出て来た石垣 | 大山格のブログ

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おもに歴史について綴っていきます。
実証を重んじます。妄想で歴史を論じようとする人はサヨウナラ。

 きょうは通院日でした。胸に埋め込んだ機械を定期的にチェックするためです。レントゲンを撮ったり、心電図をとったりするので、頻繁に服を脱いだり着たりしますからフツーの恰好をしています。


 チェックして異状なしでした。早めに終わったので、不具合が出たレンズを修理に出すため秋葉原へ行きます。


 まずは渋谷から表参道まで約2キロ歩きまして、さらに原宿駅まで1キロ歩きます。そういえば秋葉原で発掘された石垣の部材がビルの外構に再利用されていると聞いたのを思い出しました。


 まずはレンズを修理に出しましたが、なかなかの重症であるらしく、2~3週間かかるそうです。三脚が倒れてオシャカになったのも一万円ちょっとで復活させられるそうで、同じレンズが2本あってもなぁと思いながらも、毎日使う物だし予備があったらいいなと思い直して修理を依頼しました。
 そのあと駅前のUDXビルへ。


 江戸は何度も大火に襲われています。維新後の明治2年にも大火があって、いまの秋葉原駅の周辺部は焼け野原となり、火除け地として空き地になっていた時期がありました。その空き地に政府は防火を祈る鎮火社という神社を創建しました。これが防火の神である秋葉大権現を祀ったものではないかと人々に誤解されて秋葉神社と呼ばれるようになり、周囲の空き地はアキバノハラなどと呼ばれるようになったのでした。


 ビルの駅に近い側には、発掘された石材を再利用したモニュメントがありました。


 この石材を見ても火をかぶったかどうかはわかりませんが、おそらく焼けた建物の灰の中に埋もれていたのではないでしょうか。


 ビルの反対側では、石垣が復元されていました。


 いまの石の積み方じゃないのはデコボコの目地を描いているのでわかります。


 大昔の焼け跡から掘り出され、再び日の目を見た石垣だと思うと、数奇な運命ってヤツを感じますねぇ。


 帽子は髪を整える手間を省略するのに役立っていますが、たまに脱いだ写真も貼って、まだ髪の毛が残っているのをアピールしておきましょうかね。でかいカメラで撮ると、あんまり軽いノリでは撮れません。


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