観光、買い物、食事。
旅の三拍子が揃っているのがイタリア。

トスカーナは食欲の秋である。

Voice   of   iTaro

ポンテベッキオを渡りきり右に折れ
アルノ川沿いの路地を数分歩けば
地元に愛されるトラットリアがある。

秘密であった筈のトラットリアは
とうとうガイドブックに載ってしまった。

旨い、安い、嬉しい。
食の三拍子が揃っている店。

黒板に書かれた今日のお奨めがとてもいい。
カメリエーレが更にプッシュする。

話が弾むと
赤いチェックのテーブルクロスの上には
所狭しと旬のトスカーナがどっさり並ぶ。

秋はとくに旨すぎる!

ピッチャーで運ばれたデラ・カーサを
ゴクゴクと飲み旬のポルチーニのグリル
やトリフのニョッキ、肉料理・・・

庶民的な量と素材の味が何とも頼もしい。

旨いと聞けばひとまず、
様々な店を訪ねていたが
ある時から店を探さなくなった。

フィレンツェにいれば毎日通い
自慢料理を食べ尽くしても
なおかつ出てくる地元の食材。

チャオ ! 今日も来たな !
知った顔を見れば
ニヤニヤしながらも
彼等のプライドは更に加速する。

今日はどうだい。
満足したかい?
ブォーノと答えれば

シェフの自信も漲ってくる。

おそるべしアンジェリーノ。

洞窟のような空間には
いつも笑い声と
フライパンから出る炎の音
オーダーの掛け声と活気
食器の音が響いていた。
そしてトスカーナの食材の匂いが
充満していた。

今日も小さな扉は開いているのだろうか?

行きたいなぁ。