古都フィレンツェには上等な香りがある。

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Officina Profumo-Farmaeutica
di Santa Maria Novella

オフィチーナ・プロフーモ・フォルマチュティカ・
ディ・サンタ・マリア・ノヴェラ

いくら覚えようとしても覚えられないのがこの名前。
何度か足を運んでいるが
サンタ・マリア・ノヴェラ薬局 ! となってしまう。

ここの香りはマジックなのである。

フィレンツェ周辺の丘から採れる
花やハーブから作ったポプリらしいが
熟成されたこの香りは一度嗅いだら
忘れられない。

それはそれは、いい香りなのだ。

独特の世界観を醸し出す。

この香りを愛好するがあまり
至るところに置いてしまっている。

それでもイタリア不足が生じると
陶器で出来たポットの蓋を
開けては思わずクンクンしてしまう。


するとアルノ川の波の煌めき

重い石畳の表面の感触と艶

ドゥオモの天井のフレスコ画の天使

いっせいに街の谷間に響きわたる
教会の太い鐘の音

ウフィッツィのカビくさい臭い

オリーブ畑の草の青い匂い

白トリフやポルチーニのガスくさい味

どっと五感が目を覚まし記憶の渦が
押し寄せてくる。

やはりマジックなのである。

香りの歴史はフィレンツェから始まったのかも知れない。

薬局の起源は1221年ドミニコ会の修道士達まで遡り
正式な創業は1692年で最古の薬局の一つといわれる。

彼のハンニバル・レクターも愛した香り。

嗚呼イタリアに行きたくなってしまった。
乾いた風に触れた日にはそう想えてならない。

サンタ・マリア・ノヴェラ薬局
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