Ⅸ匹の餓鬼絶えず足りぬ物を考え求めていた 何かが足りぬと 少し足りぬのだと 心が求める 届かぬ物を 誰かと接するたび自分の汚さに触れ 苦しかった 足りないのだ どれだけ得ても 餓鬼のごときこの体は満たされないのだ たくさんの人がたくさんの物を与えてくれるのに 貪欲な餓えは渇きは 決して満たされることがないのだから