先週だったかな?何かを探していて(何を探していたのかもう忘れた)物で山のようになっている机の上を探っていた。
見つからないので中学生の頃から使っている本立ての、下に付いている小さな引き出しを久しぶりに開けて確認。ここは学校で使っていた氏名ゴム印や帽章などと、モンブランの太軸の万年筆などが入っている。
やはり探し物はなかった。
「おや?」
隅に懐かしいものを見つけた。18歳頃に亡き親父が「おい、ゼンマイを巻かなくても良い新しい腕時計だ、やろうか?」と言ってくれたシチズン製のものだ。
当時としてはゴツいデザインだと思っていたが、今見ると普通だ。
「ま、動くことは無いだろうな」とそれを手にして振ってみた。
「ありゃ、針が動き出した!!」
凄い!!。少なくとも貰って50年だから40年はじっと引き出しの中にいたやつだ。カレンダーもちゃんと動く。
すると、「おいらも見つけてよ!」と言わんばかりにもうひとつ、ベルトのない時計が寒そうにころがっていた。
「おお、お前、まだいたのか!!」
15,6歳の頃に親にねだって買ってもらった(言っておきますが我が家は貧乏世帯でしたよ)セイコークラウンという手巻きのもの。当時、流行の大き目のサイズ。ガラスにはいくつかヒビが走っています。
「そうそう、まさかは無いよね」と思いつつリューズを巻いてみる。
「ぅわお!!」なんとこれも秒針が元気良く動き出すではないですか!!
凄い!!凄い!!
日本製は凄い!!
白状しますが私の世代は(今、68歳)世情からも「舶来品」に強い憧れを持っているのではないでしょうか?。
だから、30代のころには親類が海外旅行に出かけたとき、スイス製のUという薄型のを買ってきてもらいました。勿論手巻きです。
そのデザインは本当に気に入りました。通勤のとき見えるように右腕で吊革を持ったものでした。
でも、2,3年でゼンマイ切れで修理。結構なお金を払いました。そしてまた2,3年後にまた動かなくなり、そのまま放置。
それからはカシオなどのデジタルに。プロトレックとか使いましたね。
ああ、それなのに何を思ったのか50代になって、ある店で素敵なデザインの腕時計を見つけてしまいました。Oという聞き慣れないメーカーでした。小ぶりなレトロなデザインで、裏はスケルトンになっています。文字盤の周囲には1から31の文字が入っていて針で指し示すようになっていました。すっかり気に入りました。
次にお金をもって再度その店に行きましたが、知らないメーカーということで踏ん切りがつきません。買わずに帰り「載っていないだろうな」と半信半疑でモノマガジンの古いのを開いていたら、なんとちゃんと紹介されているし、大きな広告も載っていました。
勇躍、あくる日にお店に行くと、なんと昨日に売れてしまったと言う。がっくり。しかし「欲しいモード」になってしまった私はO社の違う型のを買ってしまいました。
もう、おわかりでしょうね?その時計はやはり2,3年後にゼンマイが切れてどこかの箱のなかで寝ております。
いやぁ,この歳になって国産を見直すなんて。
韓国の勢いが凄いけど、日本メーカーよ、自分の長所を忘れることなく頑張ってちょ。