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バラ苗専門店イタミ・ローズ・ガーデン 広沢章夫のブログ

イタミ・ローズ・ガーデンの様子やバラづくりのことなどを書いていきます


ファッションの色表現でショッキングピンクというのがありますが、ショッキングブルーという言い方はしませんねぇ。名前からはちょっと想像できない色ですが、少し赤が強いけど赤紫までいかない紫といった感じの花色で、春~夏は色が薄く平咲きに近い感じ、今はかなり濃い色で、花弁も長くて高芯になっています。開ききるとふわっとした花になります。

大きめの中輪花で春は房咲き、秋は単花咲きになります。花弁が厚めでしっかりしていて、ブルー系と言うよりもダマスク系の強い香り。枝数の多い品種で、シュートは長く伸びますが、全体としては小振りな方です。


バラ苗
ショッキング・ブルー 鉢植え苗

バラは生育旺盛ですから、鉢植えで栽培するといずれ根詰まりを起こして育たなくなり、花も咲かなくなります。

これはノイバラ(ロサ・ムルティフローラ)でつるバラです。使い物にならない接ぎ木用の台木を今年の3月に鉢上げしたものですが、夏は水涸れがめちゃ早いし、すぐに肥料不足で葉色が悪くなります。わずか5リッターの鉢では既に根詰まりを起こして生育が止まり、早くも紅葉しています。いくら肥料やっても水やっても根詰まりはどうしようもありません。



一方こちらは同じものを土手の斜面に植え床を作って植え込んだもの。


広大な土手を草刈りする間もなく除草剤を使ったので、夏、新芽に薬害が出て枝先を切り戻しましたが、今はすっかり元気になって葉もまだ青々としています。
大きな植え床を作って植えたので、いくらでも根を張ることが出来るから超元気です。

バラを鉢植で育てる場合、大きく良く育つ品種ほど根もいっぱい伸びるので、根詰まりするのが早くなりますから、状態を見て土替えや鉢増しをする必要があります。
逆に、大きく育つ品種でも枝数を制限したり短く切ったりすれば、それに応じて根の育ちも遅くなって、根詰まりするのを遅らせることも出来ます。
良い鉢苗を作るために気をつけている事の一つですが、肥料や水分、日当たり、品種による違いなどいろいろなファクターがあるので、なかなか全部の苗がそう上手くいくとは限らず、日々奮闘しています。


きれいな巻きの剣弁高芯花。花弁が大きく、少し波打つので独特の風情があり、天気が良いと弁端にほんのりピンクが乗ってきます。花弁が反らずに丸弁で咲いたり覆輪が出ずにアイボリーホワイトで咲いたりと、いろいろな顔を見せてくれます。香りも良くて、ダマスク系の強い香りがあります。

名前の「胡弓」は、日本の弦楽器の事だと思いますが、似た楽器で中国の二胡というのがあり、音色や音域が違って胡弓の方がかたい音色で二胡よりも音域が狭く高音寄りに思います。メジャーなのは二胡の方でしょう。ネーミングによる印象か、この花はどこか和風な感じもします。

花は普通の大輪で花枝は細長く伸びるため、うつむいてしまうこともありますが、おおむね普通のHT種の直立性樹形。花持ちがいいです。黒点・うどん粉は普通に対策が必要ですが、めちゃ弱いというほどでもないです。
いい品種だと思うのですが、ほとんど流通していないようですね。


バラ苗
胡弓 鉢植え苗


はっきりした黄色の大輪、丸い花弁で芯はそんなに高くなく、ゆったりと咲いています。
葉っぱの色が濃いぴかぴかの照り葉なので、丈夫そうな印象があります。


バラ苗
ソリドール 鉢植え苗


秋になって出た80cmのシュートの先に咲いた花。寒いのでしょうか。しっかり丸まって咲いていて、別の品種のよう。外側の花弁が張り付いているわけでもなく手伝ってやってもこの状態に戻ります。
顔を近づけると、良い香りがします。
花枝からも秋の花が上がってきていますが、まだつぼみは固く、咲いてくれるかどうか。
木立性、四季咲きです。


バラ苗
ジ・アレンウィック・ローズ 鉢植え苗