
この品種、花弁の裏が濃いのです。薄い品種は良くありますが、濃いのは珍しい。
で、蕾は濃いオレンジ、咲き始めはオレンジなので、一応オレンジに分けてるのですが、弁底の方が少し濃いような、グラデーションになっていて、しかも咲き進むとピンクになります。なんとも複雑な色合いの花、時折はっとするような花が咲きます。
枝が奔放に伸びる横張り性で、しかもトゲが鋭くて良く引っかかります。葉も赤みの強い濃い色で、ものすごく個性的な品種です。

遅めの秋剪定をした株が咲き出しました。春よりも少し濃い色で刷毛目がきれいに出ています。
株立ちはアイスバーグと同じで、枝は細長く伸びます。

奥のほうの株は8月末に剪定した株で、秋の二番花の芽が伸び出していてわさわさと茂っていますが、おそらく花は咲くことなく冬になりそう。
バラ苗
ブリリアント・ピンク・アイスバーグ 鉢植え苗
お客様宅のバラの消毒デーです。
先月もご紹介したロザリオ幼稚園様でもたくさんの花が咲いてきています。

四季咲き品種の秋の花を良く咲かせるためには、春の花後から秋まで手入れが必要ですが、そのポイントをいくつかご紹介します。
●凋花切りとお礼肥
1番花以降、凋花切り(花がら切り)は花枝の半分ぐらいまで切り下げます。2番花以降も同様です。
凋花切りをしたらすぐにお礼肥をやります。2番花が伸びるときに肥料が効くように。お礼肥はしっかりしたシュートを出すためにも必要です。肥料の種類についてのご説明は、またの機会に・・・
秋の剪定は2番花やシュートで切りますから、ここが重要。
●病虫害の予防
秋剪定したときに、残った枝には少なくとも2~3枚の葉があれば秋の良い花が見込めます。1番花の葉も残っているのがベスト。・・・剪定時の株の様子・・・そのためには、黒点病で葉を落とさないことが重要です。黒点病は葉に水分が6時間以上あるとその菌糸が伸びて広がっていきます。雨や夜露が原因なので、その前に予防消毒することが効果的です。薬はとっかえひっかえ、色々使う方が良く効きます。厳密には状況によって薬を選ぶことが必要なのですが。ハダニの被害も葉を落とす原因です。ハダニ対策はシリンジ(葉の裏に水をかける)が有効です。
数年前から、この消毒の際にアミノ酸系の活性剤も必ず入れるようになりました。家庭園芸用から農業用のものまで、様々な製品があます。いずれもアミノ酸だけでなく植物に必要な栄養素が含まれていて、即効性があります。つまり、使うとすぐに効果が現れて使い続けるとさらに良くなります。で、どんな効果かと言えば…一言で言うと・・・葉色が良くなる、新しく出た枝に勢いがある、花が大きくなる、暑さ寒さに強くなる、という感じです。肥料の効きが良くなって、その効果が現れるようです。しかも、これまでの所はどんな薬と一緒に使っても薬害はありません。当社では、プラス10(テン)という商品を使っています。これは農業向けの製品で、小分けにして販売もしています。果樹によく使われる製品のようで、濃度が高くコストパフォーマンスが良いです。おかげで、写真のように寒くなってきた今でも1番花の葉が残っていて、これからまだどんどん開花しそうです。
解説書などには黒点病にはマルチングが有効とされていますが、私はずっと「?」に思っています。実際、このロザリオ幼稚園のばら園ではマルチングはしていませんが、黒点病はありません。むしろ、マルチングしない方が株の下部の湿度が上がらなくて良いのではないかと。
●植え床の土の水分量の管理も葉を落とさないためには重要です。湿りすぎず乾きすぎず。
バラづくりは難しいと思われがちですが、管理のポイントを押さえれば、そう難しいものではないと思います。料理を作るように、音楽を奏でるように、楽しんで出来ればと思っています。あーだこーだ言いながら。
ブラスバンド










