明日は月末&大詰め
今月は怒濤のひと月でした
残業はどんなにやってもいいから、
目標数字は必ずやる
当たり前だけど、これが絶対の使命でした。
マーケットについてはまだまだ悲観論が多い中なので、
積極的に買い進む人は少ないですが、環境のせいに
することはできません
そういえば、今月は野村證券が、
『米国ハイイールド債(高利回り債)ファンド』
の新規設定で、1000億円超集めていたのには
驚きました
米国ハイイールド債とは、アメリカの低格付けの
社債(企業が発行する債券)を組み入れたファンド。
昨年9月のリーマンショック以降、ハイイールド市場も
混乱して株式と同じくらいの下落率となっていましたが、
今年の1月初旬に10%近く回復していました。
現在のハイイールド債市場の金利水準は、国債と比べて
金利差(スプレッド)が大きく開いている(急上昇している)ので、
魅力的な投資対象ではあります。(金利収入)
さらに、ハイイールド市場が落ち着きを取り戻せば、
上昇しすぎた金利は徐々に低下し、債券価格の
値上がり益も期待できます。
(債券は、金利が下がると価格が上昇するからです)
さすが、天下の野村さん。
どんなマーケット環境の中でも、しっかり資金を集めてきますね。
さて、私の勤める銀行は、株式売買も行っていないし、
今月は新規設定の商品もなかったので、腕試しの月でした
収益源になったのが、外貨間の『クロス取引』
通常、外貨は円高で買って円安で売る。
ただ、リーマンショック以降、為替の乱高下はあっても、
円が独歩高で一人勝ちしています。
対円ではなかなか為替差益を取れる環境ではありません。
しかも、各国が金利をどんどん下げているので、外貨投資の
魅力でもある高金利も取れなくなっています。
そんな中、外貨間のクロス取引を使って、
利益を取る方法があります
例えば、昨年、EURを160円台、AUDを100円台掴んだ方は、
同水準に戻るまで何年かかるか分かりません。
さらに、高金利通貨の魅力もなくなり、金利で増やすことも
出来ない状態です。
1月はEURとAUDの乱高下が大きかったので、
期間収益が取れるチャンスでもありました
タイミングを見ながら、USDを基軸にして、
EURから一旦USDに切り替え、対EURでUSDが上がったら
またEURに戻す。(EUR→USD→EUR)
AUDも同じように、AUD→USD→AUDのクロス取引で
切り替えれば、それぞれ、EURベース、AUDベースで
しっかり増やすことができます。
もちろん、タイミングによっては失敗することもありますが・・・
うまくいけば、金利以上の収益が短期間で
取れるチャンスでもあります。
昨日はある外国人のお客様に、スイスフランと米ドルの
クロス取引(CHF→USD→CHF)で、680,000スイスフランが
20日間で710,000スイスフランに増えました
今の時期、円安になるのを待っているだけでは
なかなか増えません。
その都度、強い通貨と弱い通貨を見極めて、こまめに
為替を切り替えていくのも今年の相場には必要になる
のかな?と思います