今日は朝から品川の某ホテルで
Breakfast ミーティングがありました
26階の会議室から澄み切った秋晴れの都内を
眺めながらいただく朝食は最高
だけど、メインは食事ではなく、ファンド会社のマーケットコメントと
CTA(コモディティ・トレーディング・アドバイザー)の話でした
歴史的な金融サミット=G20の後なので、
話題も盛りだくさん
11月14日は20カ国もの首脳が集まっての歴史に残る
G20会議が開催されました
結局、具体策は出なかったものの、各国が協調して
1つの問題に取り組み、この金融危機を乗り越えようとする
姿勢は評価すべきだと思います。
1929年の大恐慌では、「自分の国さえよければいい!」という
考え方で、各国が協調して具体的な行動を起こすことは
なかったので、そこが今回のサブプライム問題と違う点ですね。
次回の第2回金融サミットでは、オバマ次期大統領も加わって
どんな具体策が出るのか楽しみです
今日はBreakfastミーティングの話題の中ででてきた、
①『Return & Reversal』 (リターン&リバーサル)
投資戦略をご紹介。
『Return & Reversal』とは、一定の期間に大きく値下がりした
株式はその後の戻りが大きく、逆に大きく値上がりした株式は
その後の下げが大きいーとの市場特性やこの特性を生かした
投資手法のこと。
最近はこの『Return & Reversal』に因んで、
「大きな下げを投資機会と捉えるファンド」も設定されて
いるそうです。
「野村リターン・リバーサルファンド」
(一定の株式に投資してBuy&Hold(購入した銘柄を持ち切る)し、
20%上昇した時点で、安全資産に切り替える運用手法)
ついでにもう1つご紹介したいのが、
②『ハロウィン投資戦略』
米国株式市場の長期実績にもとづくと、11月から4月までの
平均リターンが5月から10月までのリターンよりも大幅に高い
ことが既に知られているそうです。
「11月に買って5月に売り抜ける」。
今年の10月に歴史的な株価調整を経験した後だけに、
自立反発を含めたリバウンド・リターンを期待することが
可能になるのでしょうか??
今日は前向きな投資戦略の話を2つも聞いて、
気持ちが少し楽になりました
年内は『短期慎重、長期強気』の姿勢でいくことにします
どちらにせよ、世界中の資産が割安なのは百も承知。
年内は、キャッシュに滞留している機関投資家の資金が
再びリスク資産(株式など)に戻ってくるのは難しいと思います。
そこで重要なのが、来年、機関投資家の資金が
どの市場に入ってくるのか?
優良株式銘柄か、ディフェンシブ銘柄なのか、はたまた
原油などの商品市場なのか、キャッシュのままなのか・・・。
見極めが難しい時期だからこそ、
CTA(コモディティ・トレーディング・アドバイザー)
という選択肢もあります。
CTAとは、株価指数、通貨、金利、商品(穀物、金属、エネルギーetc)
など世界中の先物市場を投資対象とする商品取引アドバイザーのこと。
歴史あるCTAは、今のマーケット環境でも
年初来の実績はプラス
非常に優秀です
今のマーケット環境は、若い方で収入が定期的にある方には、
投資を学ぶ絶好のチャンスになると思います
守りに入るより、ボーナスを一部つぎ込んででも
金融商品を買って勉強する時です
一方、リタイヤされて収入が入ってこない方は、今慌てて投げ売ったり、
一旦損失確定して他のものに切り替えるよりは、じっと我慢の時
だと思います。
私が担当するリタイヤされたお客様は、
「海外に行けば円高で全てが安いから、とうぶんは金融商品のことは
忘れて、1年くらいアジアでのんびり過ごそうかな~」
なんておっしゃっていました
今までの金融市場では危機的状況が何度かありましたが、
必ず危機を乗り越えて再び活況となる相場環境となりました
今回のサブプライム問題は解決するまでに時間がかかるかも
しれませんが、 今こそ「右にならえ!」の精神でやけになって売らず、
余裕資金があれば、自分でしっかり勉強して買う時なのかもしれません