今週はGMショックと米雇用統計の結果で
マーケットは再び大荒れ??
先週末にそんな予想をしていたけれど、意外に
マーケットは反応せず穏やかでしたね
それにしても難しい相場環境です
日々発表される経済指標はとことん悪いので、
これからがまさに本番というところでしょうか
景気悪化が個々の企業に浸透していって、
これからボディブローのようにじわじわ効いて
くるのかもしれません…
新卒の内定を取り消しにする企業も続出しているようで、
マーケットと同じく、就職戦線も異常あり
サブプライムローンの根はまだまだ深そうです
全ての金融商品が割安だけど、安いからといって
買っても、その後はなかなか上がらない・・・
そんなじれったい相場環境が来年まで続くのでしょうか??
こうなったら、新しい風を吹かせてくれそうな
オバマ新大統領に期待
1月20日のオバマさんの就任演説を聞くのが楽しみです
オバマさん、演説めちゃくちゃ上手いですし
1月20日までは政治空白リスクも重なって、マーケットも
もう一波乱ありそうな予感
迷い、悩みながらも、前向きに頑張るっきゃない
今日は、マーケットが正常かどうかを見極める指標の一つ、
米ドル3ヶ月Liborに注目!
ライボー(Libor)とはLondon Interbank Offerd Rateの略で、
ロンドン市場での銀行間で取引される時の短期の貸出金利
をいいます。
Liborは金融市場が本来の姿を果たしているかどうかを
見る時にとっても便利です
ライボー(Libor)の現在の水準は2.292%
ライボーの適正水準は1.1-1.2%と言われています。
リーマンショック後の市場波乱時(10月10日)には、なんと
4.82%に跳ね上がりました
銀行間で貸し借りする短期金利が上昇するということは、
銀行どおしが疑心暗鬼になって、お互いが信用できなくなり、
みんながお金を出し渋って資金が回らなくなっている状態
そうなると、銀行間での資金繰りが悪くなって、市場に
お金が回らなくなる・・・
銀行間のお金回りが悪くなれば、個々の企業の資金繰りにも
影響がでて、最終的に破綻に追い込まれる企業もでてきます
Libor次第で、経済が悪循環に陥ってしまうのです
最近はこの米ドル3ヶ月Liborとユーロの3ヶ月Liborを
チェックしながら、マーケットが正常な状態なのか、
まだまだ異常な状態なのかを判断しています