8月以来の「金融最前線」です
“慣れ”って怖いもので、ここ最近の大きな下げ方で、
金融商品の下げ幅は1ヶ月間で2割、3割のマイナスに
目が慣れてしまったのか、マイナス幅が膨らんでも
あまり動揺しなくなりました。(ほんと怖い・・・)
金額で見ると、家が1、2件買えてしまうのでは?
という方もいらっしゃいます
そんなひどい環境の中でも、担当のお客様とは
日々コンタクトを取り続けなくてはいけません。
お叱りを受けることもありますが、どんなに資産が
目減りしていても、冷静に受け止めて、きちんと情報を
仕入れようという姿勢のお客様が多いのには救われます
今日は朝一番にお客様から電話が入りました
「ユーロ貧乏の○○で~す」
真面目な声で第一声がコレ。
すぐにお客様の顔が浮かんで、思わず
笑ってしまいました
8月にユーロが下がり始めた時に、150円台で
ユーロを購入したお客様でした。
日々対応に追われて疲れているのではないかと
気遣って笑わせてくれたのでしょうか??
和んだところで、今後のユーロの見通しと
高値で掴んだユーロをどうしていくかの相談でした。
会社の見解と個人的な見解をお話して、
3つの選択肢を提案しました
前向きなこのお客様は、ユーロで失敗しても、
先週、豪ドルを66円で購入したので、思い切って
いい水準で買ったな~と感心しています
午後は、投資信託を購入しに、ふらりと来店した
お客様がいらっしゃいました。
今月は、過去に例がないくらい投資信託が売れていません
既に持っている投資信託の評価損が大きすぎるため、
さすがに積極的な投資信託の販売はできないでいます。
そんな中、先週あたりからお客様からの購入注文が多いのが
日経平均連動のインデックスファンド
ピンチをチャンスに捉えている方は、しっかりマーケットを
見て買いに来られます。
先週の金曜日に買いに来たお客様はまさにスゴイ!の一言。
「せめてG7の結果を見てから・・・」と私は躊躇してしまい、
最後の一押しができずにいましたが、「買いにきたよ~」と言って
自ら来店されたお客様が先週は2人だけいらっしゃいました。
そして、今日もまた1人、日経インデックスを買いに来られました。
先行きの見通しが分かりづらいけど、明らかに売られすぎている
相場環境では、Simple is the BEST
為替リスクもないし、値動きも分かりやすい
「日経平均連動のインデックスファンド」は大人気です
(昨年は日本株ファンドはほとんど出ていなかったのに・・・)
最後に、ほとんどの金融商品が下げまくっている環境の中、
唯一元気がでてきた商品が、
トレンドフォロー型のヘッジファンドです。
株価や為替、金利、商品などあらゆる金融市場の
トレンドを掴んで、上昇時にも利益追求し(ロング)、
下落時にも利益追求(ショート)できる投資信託です
7月、8月はそれぞれのマーケットのトレンドが掴めなくて
利益が取りづらかったようですが、9月~10月初旬は
プラスの実績をあげています!
少しでも元気なファンドがあるとホッとします
(ベア&ブルファンドがあればもっといいのですが・・・)
というように、過去に例を見ないような下げ相場に
見舞われていますが、ここまできたらとことん
お客様と向き合ってみようと決心がつきました