今日の朝のミーティング時
コンサルタント同士で各誌の新聞を眺めながら、
あ~でもない、こ~でもないと話し合い、今日は
担当のお客様にどんな話をすればいいんだろう?
と考えます。
結局答えは出ずじまい・・・
そんな時、先輩が北島選手風に、
「何も言えねえ~!!」と叫びました。
それまではみんな真面目な顔をしていたのに、
ツボにはまってしまい大爆笑
笑ってはいられないけど、本音のところ、
本当に何も言えなくなってきました・・・。
新聞はどこを広げても悲観論ばかり
各ファンド会社から送られてくる大量のレポートも、
「昨日は○%下落。短期的にはまだ振れやすい
相場が続きますが、長期的に見れば・・・」
とのコメントばかりです
確かに長期的視点も必要ですが、今お客様が
求めていることは、
「今持っている金融商品をどうすればいいの?」
なのです。
選択肢は2つしかありません
①持ち続けるか
②売るか
①を選択するには、今後の見通しが必要。
②を選択するには、「見切りをつけてばっさり切る」か、
又は、「一旦損切りしてもっと下がったところで買い戻す」、
という2つの選択肢がさらに必要になってます。
私にとって②の選択肢がすごく難しい。
特に新興国の株式の下げはひどすぎる
ロシア株市場は取引停止になるし、
投資額の大きいお客様のマイナス額を見ると、
本当に何も言えなくなります
今は逃げずに事実を伝えて、①と②どちらを
選択するか、一緒に考えなくてはいけません。
日々悩み、考えさせられる時期ですが、
1つ楽観的発言をするならば、
「こんな歴史に残る下げ相場の真っ只中にいることは、
逆にいい経験になる」ということ!
私が金融業界に飛び込んだ2002年は
小泉さんが首相をされていた時代
日経平均は14,000円台→7,000円台になりました。
株式相場が悪い時には、逆に債券が大繁盛だったので、
法人向けの債券セールスをしていた私は、そんなに
辛い思いをすることはありませんでした。
その後、株式相場はみるみる回復し、個人営業に
移った2006年~2007年の上げ相場の時期になると、
何を買ってもほとんどが儲かるいい環境になりました
そして2007年7月、NYダウが最後の最高値を付けて、
「サブプライム」という言葉と一緒に下げ相場に転換
あれからもう1年が経ちました
私の担当しているお客様の半分以上は、
1987年の貯蓄貸付組合(S&L)の破綻やITバブル崩壊、
同時多発テロ時の相場を経験されているので、
こんな悲観的な相場でもジタバタしていません。
やはり経験が物を言うのですね
一番残念なのは、昨年、一昨年に投資を始めて、
今の投げ売り状態のマーケットで損切りをし、
「投資は二度としたくない!」とおっしゃる方です。
2006年以降の上げ相場では、普段リスクを取らない方でも
自分の許容範囲外の投資を行ってしまいます。
今思えば、そういう時期が結局相場のピークだったのでしょう。
ローバート・キヨサキが言っていた、
「悲観主義がはびこるときこそ金持ちになるチャンスだ!」
が証明される時なのでしょうね。
そして、2006年以降の相場を逆手にとって、
「楽観論者が悲観論者になるときが、投資の最高の
タイミングになる!」
のだと思います。
この環境下で思い切って投資が出来る方が
2年後、3年後に笑うのだと思います
私の資産もだいぶ傷んできましたが、
グローバルリートと中国A株がもう少し下がった
ところで勝負をしてみようかな~と思います