今日は62回目の『原爆の日』。


広島で生まれ育った私は、8月6日を今まで忘れたことが

ありませんでした。


広島にいると、市内へ向かう電車からは必ず原爆ドームが

見えるし、8月6日近辺の新聞には必ず原爆の特集が

掲載されるからです。


だけど、東京に来て以来、時々8月6日を忘れてしまいそうに

なる時が正直何度かありました。

広島を離れると「原爆」という言葉が日本人の心から薄れかけ

てしまっている現実も思い知りました。


日本人としてこの日本で今平和に生きていることに感謝し、

歴史を振り返って同じ過ちを起こさないよう、この8月6日の

8時15分に黙祷を捧げることは忘れないようにしないといけ

ないなと思います。


私は学生の頃、日本人として一度は行っておくべき場所-

「広島の平和記念資料館」はもちろん、

「長崎の原爆資料館」

「知覧の特攻平和会館」

「ひめゆり平和記念資料館」

には足を運んで見て行きました。


特に知覧の「特攻平和会館」は日本の男性には

特に見てもらいたいです!!

沖縄決戦で10代~20代の若者たちが、爆弾を積んだ飛行機

もろとも敵艦隊に飛び込んでいく-それを明日に控えて、母親に

残した手紙などを読んでいるうちに、涙が止まりませんでした。


死を直前にしても、力強い言葉でお国のために残した言葉や、

やはり最後は母親が恋しくなるようで、母親に向けた言葉など、

一言一言心に残る手紙ばかりでした。

そして、一番印象的だったのが、明日特攻隊員として突撃していく

隊員たちが、子犬を囲んで笑っていた写真が忘れられませんでした。


私が今こうやって好きなことをしながら平和に暮らしているのも、

彼らの崇高な犠牲があったからこそなんだと思い知り、

同時に感謝の思いでいっぱいになりました。


この思いを忘れず、一日一日を大切にしていきたいなと

思います。