
皆さん、お子さんに 『家事・マナー・SST』 など、
将来の自立に必要なことを、どうやって教えていますか~
発達障がいのあるお子さんは、普通の子育てだけでは、それらを習得するのは
困難な場合が多いですよね・・・
。やらさなければできない、でも一般的に親は

習得の遅い我が子に長時間工夫して教えている時間もありません。
がんばって教えても、イライラするだけですよね~



でも、私はお手伝いでは手順表作ったり、「お手伝い1回10円完全歩合制(お小遣いトークン)」
にしたりして、カレンダーにお金シールを貼らせ、うちの息子の家事能力を、長年鍛えてきました。
(私は家事嫌いの専業主婦なので~
)

幼少期からいろんなお手伝いを少しずつやらせ、多動が落ち着いた3~4年生からは、
「お手伝い1回10円完全歩合制(お小遣いトークン)」の習慣を彼に定着させました。
うちの息子はB2(発達指数60ぐらい)の自閉症ですが、中学2年の今では、
うちのほとんどの家事をがんばってしてくれています。
まだまだ完璧とはいきませんが、彼のおかげで、私の家事は3/4ぐらいに
減りました
。 本当に最近は私は楽です~


本当に、幼少期から息子にいろんなことをさせておいて良かったと
最近しみじみ思います。一般的に、発達障がい児は中学校から特に
学校生活がしんどくなることが多く、中学以降にいきなり家事をやらせようと
しても、反発し親と言い合いになったりして、難しいケースが多いようです。
それで、家事をしないまま、引きこもりに長年突入し、年を取り
生活保護申請をしても、この日本では簡単にもらえるものではありません。
「できるだけ子どもを自立させ、世の中に送り出すのが、親の責任」という
重い言葉があります。家事をしたこともないアスペルガーの夫が、妻の家事の負担も
わからず無理難題を要求し、妻の「カサンドラ症候群」を重症化させるケースも多いのです。
「将来の就労に向けて、成人する10年前から準備をしておく。」という言葉は、
発達障がい者についての就労の講演会で、良く聞く話ですよね。
就労に向けての大事な準備とは、家庭で主にできるのは
『家事とSST(ソーシャルスキルトレーニング)』です。
子どもが家事をしてくれると、親はひんぱんに「ありがとう」という
言葉を子どもに言うことができます。「ありがとう」という言葉は、
お互いが気持ちの良い気分になれますし、それは最高の「ほめ言葉」です。
子どもに家事をさせ続けることによって、うちの息子は毎日
「ありがとう」と言ってくれる青年に育ちました。
親の家事の苦労もわかってくれていますので、息子は「大変だね~。」など
ねぎらいの言葉もよく言ってくれます。自己中心的な身勝手な言動もあまりありません。
我が家は、なるべく日々「落ち着いたゴキゲンな毎日」を家族で送りたいのが目標です。
皆さんも、そうですよね♪ 「一般就労」は息子は知的障害があるので、
そのような自立目標は、将来長年達成できるかどうかは、わかりません。
(兵庫県は、フルタイムで働ける環境整備が整った企業が少ないですから;)
ただ「なるべく他人さんの迷惑にならない、お役に立つ人になってほしい」と願って子育てをしています。
ご存知かもしれませんが、そのためのお役立ち番組(動画)をご紹介します。
(「そんな動画、うちの子にたくさん見させるの大変!」という方は、「この10分ぐらいの
好きな動画を見たら、パソコンゲームをしていいよ(ゲームなどすきなことをして良い)。」と
お子さんに約束をさせる方法もあります。うちの息子はパソコンが大好きなので、
それでほとんどの動画を苦労せず息子に見させることができました♪)

おススメ!『特別支援教育』 お役立ち番組
歴史や理科など、総合的な学習が動画でいっぱい学べます

(就学前・小学低学年向け) 毎週放映中
小学校に入学したばかりの子どもたちが教室で騒いだり歩き回ったりして授業が成立しない、
いわゆる「小1プロブレム」が課題になっています。「できたできたできた」は、1年生の不安を解消し、
幼稚園・保育園から小学校へ、新しい生活のスタートをサポートする幼小連携番組です。
10分×3シリーズ、週3回の放送になり、取り上げるテーマも学校から家庭生活、社会のルール、
健康・衛生と大きく広がります。教科・対象学年の枠を越えてぜひご活用ください。
※家庭編の「花まるロック」では、さまざまな生活スキルなどが音楽と共に
楽しく学べます。検索の仕方は、例えば「花まるロック 電話の受け方
花まるロック 米のとぎ方」などで、Google検索すれば、お子さんに教えたい
スキルをすぐ探せます。家事などのスキルを正しく教えたい時に、大変
役立ちます。

『スマイル!』 毎週放映中
(小学1~6年向け)
「スマイル!」は「特別支援教育・学級活動のための番組」です。
学習の基礎的なところでつまずきがあったり、人間関係のトラブルを抱えやすい小学校低学年の
学習の基礎的なところでつまずきがあったり、人間関係のトラブルを抱えやすい小学校低学年の
子どもたちを主な対象としています。
こうした子どもたちは年々増加しており、専門的に支援する教材の必要性はますます高まっています。また、番組で取り上げる内容は、学級活動としてクラスで取り組むことで、よりよい人間関係の
形成や社会的スキル・学習態度の向上にもつながるもので、トラブルを抱えている子も、そうでない子も、クラスで一緒に楽しく視聴して、子どもたちの日々の笑顔を増やしていくことにつながるものです。
毎回のテーマは、子どもが学校や社会生活の中で、つまずきやすい事柄。(例:順番を待つことが
苦手、聞き間違いが多い、など)。番組では、それを解決するための手だてを丁寧に伝えます。

『コミ☆トレ』 動画のみ(番組は終了)
(中高校生向け)
「コミ☆トレ」はコミュニケーションや社会参加の技術、また学習に困難を抱えた子どもたちを支援する特別支援教育向け番組です。
社会が激変する中、子どもたちを取り巻く状況も日々変化しています。中でも「落ち着きがない」「友だちとのトラブルを起こしやすい」などの問題を抱えて苦しんでいる子どもたちに、日々のつまずきをより少なくするための技術を提供する番組です。
NHKでは、平成16年から特別支援を目的として番組を制作してきましたが、この「コミ☆トレ」では小学校高学年から中学生の子どもを中心に、幅広く、社会的なスキルや対人関係のスキルを取り上げていきます。
この番組は、特別支援学校・学級に通う子どもたちはもちろん、通常学級で学ぶ子どもたち、さらには障害の認定の有無にかかわらず、「生きづらい」日常を過ごす子どもたちが、家庭や学校で広く視聴できるように制作しています。
番組は、メインコーナーとなるドラマパートのほかに、以下のショートアニメから構成されています。
「どうする?しおん君」
ドラマパートで取り上げた内容を中心に、その回の内容を短く確認できるクイズ形式のコーナーです。
「財団からの挑戦状」
図形や文字の認識など、視覚や聴覚などのトレーニングになるゲームコーナーです。
