という方はいらっしゃいますか?
生まれてこのかた一度も頭が痛くなったことがない
という方は、少ないのではないでしょうか?
頭痛は、ごくごく一般的な症状でありながら、
重篤な病気のサインであったりもします。
脳梗塞や脳内出血といった重度な病態は除いて、
一般的な頭痛は、筋緊張性頭痛と血管拡張性頭痛に大別されます。
筋緊張性頭痛は、仕事上の姿勢やストレスなどさまざまな原因で、
後頭部から首、肩にかけての筋肉が硬くこわばることで起きる頭痛です。
血管拡張性頭痛は、一般的に偏頭痛と呼ばれるものがそれにあたり、
ドクンドクンという拍動とともに痛みが起こることがあります。
今月号では、最も一般的な筋緊張性頭痛の対処法についてお伝えします。
【頚椎は頭を支えるスプリング】
ちょうどアルファベットの“S”の字の形に見えるところから、
「S字状の弯曲を描く」と表現されます。
これは二本足で生活する人間の特徴で、
この背骨のカーブがあることで、車のサスペンションのように
体にかかる負担を吸収してくれるのです。
背骨の首の部分である頚椎は、前に向かって弯曲しており、
成人ではボーリングのボール(約5kg)ほども重さがある頭を支えています。
そんなに重たい頭を支えることができるのですね。
【筋緊張性頭痛の原因】
仕事でパソコンに向かっている時、
キッチンに立って家事をしている時、
携帯電話を操作している時。
すべて横から見ると、頭が肩の位置より前にきていますよね。
これでは、頚椎のカーブが失われサスペンションとしての
働きも十分に発揮されません。
それに、首から肩、肩甲骨にかけての筋肉は、
頭の重さを支えなければならなくなるため、
常に緊張を強いられることになるのです。
これが、肩こりの原因であり、それが高じると頭痛を発症してしまいます。
【マッケンジー法で頭痛解消!】
視線が上下に動かないよう気をつけながら、
頭を後ろに引いていきます。
この時、背中も後ろに引かないように、
背中まで背もたれのある椅子に腰かけるか、
写真のように両手を交差しながら肩を固定します。
今度は振り返るようにしながら、両手で
頭を捻っていきます。
これもいっぱいまで動かしたら1分間保持します。
筋緊張性頭痛ではない可能性が高いと言えます。
長引く頭痛であれば、専門の頭痛外来で診察していただくと安心ですね。
今回お伝えしたエクササイズで痛みがなくなるようであれば、
それは頚椎の歪みに原因があったということにもなります。
あれ?おかしいな、と思った時には、ぜひお試しになってみてください。
こばやし接骨院
院長 小林 正佳
東京都青梅市本町198-11 ファミネス青梅1F
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