私が若い頃には「ハラスメント」という言葉は日本にはありませんでした。
パワハラもセクハラも立場や年齢(年上と言うだけ)をかさにきてやり放題でした。
そういう年上世代のオヤジたちを唾棄するように私は忌み嫌いました。
学生時代に一つ二つ違うと言うだけで横柄な先輩、暴力で生徒を圧倒しようとする教師。
調理場でのパワハラは日常的なものでしたし、一人前になったつもりでいた私に「お前の料理なんて何の価値もない」「へーー、お酒詳しいみたいなんだねぇ(皮肉たっぷりに)」言った同業先輩。
様々な形で見た会社の上役と部下の理不尽な関係。
「俺の杯が受けられんと言うのか!」という先輩
ホンの少し年上と言うだけで威張り散らす説教大好きな先輩
ああいう風には絶対なるまい。
心に誓いました。
自分が同じくらいの年齢になったときに、ご立派をのたまった先輩が全くたいした実績ではなかったことを認識したときにその気持ちはさらに強いものになりました。
仕事上でも実生活でもいわゆる上の立場になってしまってからも、若い頃に心に決めた「年齢や立場で上からものを言う」人間にはなっていないつもりでしたし、同年代は若い頃同じような思いをした人間に溢れていたので、世の中自体が変わるはず。。。。くらいに思っていたら、全く違いました。
今世間を騒がせている財務省の(地位だけは)偉い方々も安倍ちゃんも、会社では最上位にいる方々も、大体同世代60歳前後です。
彼らは「ああはなるまい!」とは思わずに「あの地位と年齢になったら俺も」と思ってしまっていたのか?
それとも世間に揉まれていく内に処世術として身につけたのか?
あの姿は同世代として恥ずかしい。