昨日、映画「シェイプ・オブ・ウオーター」を観てきました。
「デトロイト」「スリー・ビルボード」「15時17分、パリ行き」 続けて名作話題作を劇場で観られたのはずいぶん久しぶりで興奮します。
アカデミー賞で作品賞 監督賞 作曲賞 美術賞 主要賞を獲得した「シェイプ・オブ・ウオーター」は評判通り素晴らしい作品でした。
特に印象に残ったのが主演のサリー・ホーキンス
「彼女、どこかで観ているはず」 と調べると、「ブルー・ジャスミン」でも「17歳の肖像」でも「わたしを話さないで」でも観ているのに、共演のマイケル・シャノンのようにどんな端役でも記憶に残る俳優ではなさそうなのです。
ところが、いざ主演を張ると、アカデミーの授賞式でオスカーを獲得したフランシス・マクドーマンドと共に 地味、小柄、栄えない女優にみえるのに、スクリーン上では激しく魅力的で、ハンディキャップを抱えた女性が、みるみるうちに輝きを放つ姿への変貌を見事に演じています。まさに女優力としか言い様がありません。
ハンディキャップ 差別を題材にしたメキシコ人監督の怪獣映画がオスカーを取ったことはアカデミー史上でも記憶に残ることですし、トランプ政権に対するアンチテーゼを的確に表現したことで長く記憶に残る映画となるはずです。
素晴らしかった。