イタリアの高校って、5年間なの。

2年生までは、日本で言うところの義務教育(14〜15歳)で、殆の子が一応高校に入学します。

進学できるかできないか…結構厳しくて、10段階中6以上取らないと落第点になり、落第点を3つ取ったら留年。

進級前に、落第点を取ってしまった教科の追試が行われ、それに合格すれば成績表には普通に進級と明記され、落第のままだとそれが明記されます。

落第を取ったまま卒業すると、大学進学時に影響が出てしまうので落第は無くして進級してほしいのが親心。


色々と日本の学校とは違う事があって戸惑うばかりなんだけど、その一つにPCTOなるものがある。


高校3年生から義務教育ではなくなるので、選んだ学科のより専門的な学習が始まります。


PCTOとは、インターンシップのようなもので

高校3年生からの3年間で90時間の就業体験をしなければいけない制度。


じゃあ、なんかアルバイトすればいいの?と言うと、そんな単純なものではないのよ…


通っている学科に因んだ職業か、習い事の延長で先生として職業体験をするか…色々と縛りがあるみたい。


長子が通う学校は、学校側が企業を斡旋してくれてクラス単位で参加できるので親の負担は0!


他の学校の親御さんに聞くと、コネでねじ込んだり自分の会社で形だけ席を置いたりと、なかなか探すのに苦労してたりする。


長子が通うのは、理数系のコンピューターテクノロジー科英語コース。

学校側が斡旋してくれたのが、アメリカ ピッツバーグ大学医療センターとの協同研究機関病院で主に、末期臓器不全の治療、移植の科学的研究所だそう。


この病院内では、ピッツバーグ大学からの研究者も多いため、基本会話などは英語。

専門用語なども英語…なんだとか…


だ…大丈夫か…長子よ…


ここ最近の長子は、成績が安定していてすこぶる良い訳ではないけど、全ての教科安心して見ていられる感じ。


英語は、4月にケンブリッジ英検の B2 First を受験予定なだけに、リスニング力を強化したい長子。

さて、どうなることやら…


ただね…

朝8時から研修開始なんだけどさ、家からすこぶる遠いのよ…

車で1週間、毎朝送迎とか…

軽く鬱入るレベルに面倒くさいわゲロー

帰りも送迎必須だし。


でも、長子には凄く刺激的な体験になってくれるはず!と、期待しかないイタ子。


これで、『私、医者になる!』とか言ってくれたら嬉しいんだけどなぁ〜ニヤニヤ


とりあえず、イタ子は頑張って送迎してくるわ!



敷地が広いせいで送迎する親が迷子…
もう始まるってのに5人しか来てない…
流石イタリア滝汗