一昨日3月19日は、栃木百名山の黒滝山、
そして栃木百名山四天王の大佐飛山をソロ登山しました
身体中が痛くて本日やっと投稿
前日に降雪情報がありましたが、
なんとかなるだろうと日の出前に登り口へ4時
半頃到着
ヘッドライト頼りに登り始め
気温-5℃
尾根へ合流する前から雪道
積雪量が多くてこりゃダメだ
初めてチェーンスパイクを装着
雪庇というやつ
登っていくうちに気温低下
ザックサイドポケットに装填の1リットル水が
ジャリジャリ凍り始めていた
踏み跡はほとんど無く、
ルート検索しながらの登山
積雪15cm以上で、たまに踏み抜き股下まで落ちる
何度もチェーンスパイクが外れて着け直し
キツ過ぎて頭の中には、映画八甲田山の雪中行軍のシーンが思い出されました
サル山、山藤山、河下山と連なる急登の山々
を苦しんで
想定より2時間遅れ、先ずは黒滝山登頂
山頂南側には関東平野を望む
黒滝山から西村山、大長山を経由して大佐飛山を目指すルートが長い
美しい真っさらな雪山の斜面が現れるが、
ここも積雪が多くて歩きづらい
スノーシューがあればまだマシだったかもしれない
雪原から見える那須連山が美しい
のんびりと見ていたいが、12時には大佐飛山に登頂していないと
下山が夜になってしまう
ひたすら歩き続ける
iPhoneの電池量が激減して予備バッテリーを
接続していたのに
予備バッテリーが一つ終わってしまった
念の為もう一つ持ってきた予備バッテリーを接続したら、
接続口に付着した水分が影響して充電が出来ず、
iPhoneの電池残量は1%まで落ち、
電源喪失の恐怖
このまま連絡もなく夜に下山となると
妻から捜索願いを出されるおそれがあったので
ショートメールでiPhone不調、夜下山すると送信しておきました
雪原の先には、最終目的地の大佐飛山が現れる
近いようで遠い
天空回廊とも言われる稜線上の雪原をひたすら歩く
景色は最高なのに全く楽しむ余裕なし
13時半頃やっと栃木百名山四天王の一つ大佐飛山登頂
予定より大幅に遅れていて、
どうあがいても夜7時過ぎの下山と予想
気温が少し上がったおかげかiPhoneの接続口は
乾き、
予備バッテリーからの電気が供給されて
なんとか60%ぐらいに回復
マイナス気温の寒さと接続口の水分、電源ケーブルの接続不良が原因かな
アルコールストーブでお湯を沸かして、
パスタとスープを急いで食べて帰路へ
もうひたすら自分の足跡を頼りに帰るのみ
高原山、日光連山を見ながら歩く
長い長い雪原稜線が緩やかな登りでキツい
もうひたすら帰るために歩く苦行
16時過ぎに雪が降ってきて、着けたはずの足跡が
所々見えなくなり
何度もコース取りを間違えてまた合流するの繰り返し
18時には日没してヘッドライト点灯
ヘッドライトの光を頼りに何とか登山口へ
19時18分下山
誰もいない山域で、積雪に苦戦して、
電源喪失の危機、
熊らしき足跡や爪とぎ跡の恐怖
夜間の急降下下山
なんて日だろう。
生きていてよかった
消費カロリー3062kcal
じいさんは頑張りました
2024.3.21 達成感より安堵感