ドミンゴ来日
プラシド・ドミンゴが来日しています!
日本各地でコンサート三昧です。
昨日は高崎の市民ホールで大成功をおさめ、5月9日は大阪フェスティバルホール、5月12日は東京文化会館、5月15日は愛知芸術センターでの公演が予定されています。
私も聴きに行きたかったなぁ~!
イタリアに住んでいた時、マエストロ・ドミンゴとお会いする機会が何度かありました。
ヴェローナのアレーナで仕事をしていたので、夏の野外オペラへマエストロが出演し、間近で歌も聴くことができました。
本当、なんて幸運だったのでしょう!
そして、2011年のアレーナのオマーン公演の際もマエストロが指揮者として振ったので、その際は、楽屋で一緒に記念写真も撮ってもらいました。
演目はトゥーランドット。
オマーン公演は、アラブの国での初めてオペラハウスを作り、それのこけら落としに呼ばれたという貴重な体験でした。
スルタン(オマーンの国王)からの招待で、外交ビザでの入国、7つ星ホテルに滞在しながら、アレーナのメンバーとロンドンのロイヤルオペラハウスのメンバー達とリハーサルを重ね、演出家フランコ・ゼッフィレッリと、プラシド・ドミンゴもオマーン入りし、最後は厳重体制の中、スルタンの前で初演。
オペラを勉強しにイタリアへ渡った私にとって、本当に夢のような体験でした。
マエストロのこの素敵な笑顔!
私が半目なのが残念ですが、、、
実は、この写真撮影の際にちょっとした小話があって、私が着ていたTシャツに”BACI”(イタリア語で”キス”の意味)と書いてあったのをマエストロが見て「Quanti baci vuoi?」(いくつキスが欲しい?)と冗談で聞いてきたのです。
うろ覚えですが、確か私は「Tanti」と答えたような気がします。
ドミンゴの大ファンの私、きっと目がとろけていたと思います。笑
そうしたら、ほっぺにチューしてくれました。
(イタリア流のいわゆる挨拶のキスです)
Tシャツのプリントは、誓って狙っていません。
本当に、たまたま意味も考えずに着ていったものでしたが、こんな嬉しいサプライズになるとは!
そんな、色んなことを思い出しながら、今回のドミンゴ来日のニュースを追っている私でした