先日ちょっと暇があったので…カブの強化クラッチというのを自分で作ることにしました

材料はこちらの普通のクラッチ

これを2個使って一個にするようです



ウェイトという古代のマガタマみたいな形の4枚の板を

それぞれ4箇所に3枚増やして7枚づつにする加工をします


ここからがちょっと大変…


溝を削って7枚分の幅に拡大しなきゃいけません

バランスが崩れないように慎重に慎重に

この作業を4箇所分やらないといけません





当然マガタマ??は足りなくなりますからもう一個の方から持ってきまして足しました


できたのがこちら



こんなのわざわざ作らなくても 買えば三千円くらいでどこにでも売ってるんです

もう一台のエンジンにもAmazonで買った東南アジア製のが付いてます



今回作ったこれを試しに取り付けて近くのホームセンターまで行くことにしました


結果にはびっくり!!!!

今まで東南アジア製のはギアチェンジも重いし なんか妙に引っかかる感じがしてましたし

何よりも信号待ちなどからのスタートで不快にもたつくんです…

燃調がうまくいってないんだと思い込んでましたけど原因はクラッチにあったんですね!!!


信号待ちからのスタートもスムーズだし

ギアチェンジも軽いし

快適!快適!!!


このクラッチを取り付けたエンジンも

中古のを格安で買ったんですけど

オイルが漏れてるし圧縮が無くて動かないと聞いてました





中を開けてびっくり

たぶんこれ数万キロもの間 一度もオイル交換したことなかったんでしょう

オイルが漏れてるのはピストンリングが汚れで固着していて全く機能してなくて オイルは排気ポートから流れ出してたみたいです

圧縮が無いのはこれが原因かなと思ってたんですが…どうやらそうではなくて自身で分解しようとしたらしくクラッチが出鱈目に組まれていてキックペダルを踏んでもスカスカで…クラッチに回転が伝わってませんでした

しかも反対側のフライホイール側は…ネジを無理矢理に締めようとしたようで破損してました(涙)

これもヘリサートを使って直しておきました



オイルはこまめに交換しなきゃ…ね

ピストンはこうして見ると見た目は綺麗なんだけど…裏は凄まじいことになってましたよ





↑ここまで酷いと分解して清掃するしか復活はできそうにありません


けれども

どういうわけなのか??テンショナーの類いは新品に交換してたようです





オイルポンプのスプロケットは交換出来なかったようで歯がご覧の通り…摩耗してました

ガシャガシャ音がしたからテンショナーの類いを交換しようとして…失敗したんでしょうね



勿体無いですよね…

修理して試走のために車体に取り付けてみました

強化クラッチと共に快適に動くようになりました





勿体ないと言えば

桜🌸

せっかく満開だというのに昨夜からの雨が上がったと思ったら凄い風が吹き荒れて

たぶん全部散ってしまいますよね









昨日見たこの桜が見納めになってしまいました


これでビートルカブも快適に走れるようになったのでゴールデンウィークまでに時間を見つけて奈良行きの予行演習をしなきゃいけません!!

カブミーティング本番当日はきっと真夜中に通過することになるでしょうから途中のガソリンスタンドは確実に開いてるのか←一応はチェックしてあるんですけど…

間違えやすそうな交差点を明るい昼間のうちに確認しなきゃいけませんからね←西名阪国道は走れないから(自動車専用道路だからビートルカブは走らせてもらえません) 名張を抜けて室生から奈良に入る予定です

服装はどんなのを着ていけば寒くないのか?などなど試さないとね