引越をして自治体が変わると、ホームドクターも変更しなくちゃいけなくて、今朝その手続きに地元の保健所に行ってきた。

 

以前の自治体の時と違い、保健所は大きな病院の中にあった。

入口で場所を聞くと、「ここを真直ぐ行って、左手にある番号を取って待ってて下さい」と。

 

私達の前に順番待ちしてたのは男性一人だけ。

番号札を取ると752番。

が、電光表示板に出ている数字は "350" (笑)

だけど、"3" の部分に白い紙が貼られているので、まだちょっと親切な方。

(透けて見えているけど)

というのも、イタリアで番号札と電光表示板の数字が完全に合致していないことがしばしばあるからだ。

初めてそういう状況に遭遇した時は、独りだったので理解するまでちょっと時間がかかった。

要は3桁ある数字の下2桁だけを読むという仕組み。

たった3桁なのに、なぜ実際の番号と同じ数字を表示できないのかは謎。

ま、それは置いておいて。

 

順番を待っていると、入口の方から薄いピンク色のダウンコートを着たインド系(?)の小柄な女性が歩いてきた。

と思ったら、鼻の下に髭がボーボーびっくり

産毛が濃いとかいうレベルじゃなく、フレディ・マーキュリーの一歩手前の毛並み。

長さにしたら確実に1cmはある...

 

脳が状況を理解できなくて、数秒凝視してしまった私。

視線をそらしてから頭の中で、髭は黒々してるけど、ピンク色だし・・・女性?だよね???

 

そうこうしているうちに、私達の順番が来たので中へ。

窓口で担当者の男性に状況を説明すると、「もう警官は来ましたか?」と聞かれたので、2週間ちょっと前に手続きをしたのでと説明すると、「それじゃあまだ来てないですね」と。

イタリアでは転入届を出すと、その住所にちゃんと申請した人が住んでいるかどうかを調べる為に、ある日突然警官がピンポ~ンとやって来る。

それが済んでからじゃないとホームドクターの変更もできないらしいが、彼が申請した時の書類を持ってきたというと、「それがあるならそれをもとに手続きしましょう」と言ってくれたので助かった。

 

彼が車に忘れた書類を取りに行っている間に、私の身分証明書と滞在許可証のコピーをとり、彼が戻ってから彼の身分証明書を受け取り写真を見た途端、担当者が文字通りの爆笑笑い泣き

つられて私も泣き笑い

 

身分証明書の彼の写真は7年前のもの。

普通に考えれば50代よりも7年前の40代の写真の方が見栄えがいいはずだが、彼の場合、今よりもちょっとぽっちゃりしてて髪は中途半端に伸び、はっきり言ってイケてない。

担当者「すごい違いますね笑い泣き

私「みんな同じ事言うんですよ泣き笑い


必要な書類に記入したりサインして、無事に手続きが完了。

お礼を行ってその部屋を出ようとしたら、間仕切りで見えなかった隣の窓口にさっきの髭の女性がいて、彼女のすぐ横に男性がぴったりくっついていた。

まさかの旦那さん?

あのぉおいで髭はいいんでしょうか?と聞いてみたかった(笑)