IKEAのキッチンを注文する時、水道管と電気の接続工事はオプションでIKEAに頼むかどうかを選べる。
(IKEAに頼むと言っても、実際に作業するのは下請け業者)
水道管の工事はIKEAで頼み、電気の方は彼がSNSで探した新住所の近くの電気屋さんにお願いすることにした。
それにはちょっとした理由があり...
IKEAで手配したキッチンの測量業者が12月に来た時に、立ち会った彼がIHコンロにするつもりだと話したら、この業者が「IHコンロにするならそれ専用の強力な配線が必要ですよ」と言ったらしい。
腑に落ちない彼は新住所の地域のSNSに、腕のいい電気屋さんはいませんか?と書き込んで、教えてもらった電気屋さんに電話して状況を説明すると、
「そんな工事は必要ないはず、もし強力な配線を引きたいのであれば対応するけどかなり高くつく」と。
その話を踏まえて、彼がIKEAに問い合わせをしてもはっきりした回答があるわけでもなく埒が明かず...
結局彼は電気屋さんの方が信用できる、ということで、接続工事もお願いすることにしたのだ。
電気屋さんが来てくれたのは、キッチンが入った翌日の午後。
定年退職した電気屋さんなので超ベテラン。
換気扇の配線接続と、オーブンを一度キッチンから取り外して配線を接続してから、元に戻してオーブンを固定して終了。
時間にしたら30分かかったかどうか。
(もしこれをIKEAに頼んでいたら100ユーロだったらしい)
ここで彼が、壁際についてる食洗機の扉を開けるとほぼすれすれの場所にあるコンセントについて電気屋さんに相談。
というのも、食洗機がついている場所の上に電子レンジを置きたくて、延長コードを買ってはきたけど、なんかしっくりせず。
すると電気屋さんが、
「(電子レンジのそばにある)この電気のスイッチの一部をコンセントに変えることもできるよ」
え?そんなことできるの?と二人でびっくり。
あれよあれよという間に作業が終わり、「他には何かあるかな?」と。
そして一番予測不能なお会計タイム。
いくらですかと彼が聞くと、まさかの「40ユーロ」
安~い!
もしもIKEAで頼んでいたら、配線の接続だけで100ユーロ
IKEA問題はいつ解決するかまだ分かっていないけど、ベテランで良心的な電気屋さんのおかげでちょっと救われた私達