昔から英語圏以外の国に行く時は、現地の言語で挨拶くらいはできるように心がけていたのだけど、今回はうっかりしていた。

クロアチアに入ってからスマホで調べてみると、クロアチア語はとにかく濁点が多いよう。

こんにちははドバルダン、こんばんははドブロヴェーチェ、ありがとうはフヴァーラ•••

フヴァーラは何とか言えるようになったけど、間違えてドブロダンと言ってしまったり、こんばんはのドブロヴェーチェはどうしても覚えられない。

英語はほとんどの場合通じるし、イタリア語を話せる人も結構いるけど、こんにちはやありがとうをクロアチア語で言うと、それだけで相手が笑顔になってくれるので、こっちもうれしくなる。

そういう友好的な人達がいる一方で、えっ?っていう人達がいるのも世界中何処に行っても同じだろう。


今日の夕方、チェーン店の大きなスーパーに行った時のこと。

どのレジも混んでいて、私達の前には3組の家族だったりカップルがいた。

やっと私達の番が来たと思ったら、レジの外側からひとりの女性店員がやってきて、レジ係の若い女の子に何かを手渡した。

何だろう?と見ていたらお菓子か何かで、レジ係がそれをバーコードで読み込み精算。

え?何これ?横入り?

時間にしたらほんの数十秒の出来事だけど、横入りした店員もレジ係もまるで何事もなかったかのように無言で、私達は呆気にとられた。

例え相手が外国人で言葉が理解できなくても、すいませんの一言が有れば気持ちは通じるはず。

それをしないで平気でいられるということは、元々そういう人間なんだろう。