月曜日、仕事帰りに直接郵便局に行くことになっていたはずの彼が、いつも通りの17時ちょっと過ぎに帰ってきた。
彼は定期預金について相談するため、先週金曜日の夕方に郵便局のアプリで“月曜17時半”で予約を入れていたのだ。
そして予約前日の日曜には、あなたの予約は明日ですよというリマインドメールも来ていた。
が、当日の月曜16時55分に彼のスマホに郵便局から電話があり、「今日は担当者がいないので別の日にお願いします」と言われたらしい。
(彼の職場は17時終業だから、あと5分遅ければそのまま郵便局へ向かっていた・・・)
彼が「また改めてアプリで予約します」と言うと、「担当者がいついるかいないか分からないので希望の日にちがあれば言って下さい」・・・?
どうやら個別相談の担当者が日によって、午前中勤務の場合と午後の場合とがあるらしい。
予想だにしない状況に戸惑った彼が「まだ予定が分からないので」というと、「では予約の時はこの番号に連絡して下さい」と言ったそうだ。
じゃあ、アプリの予約システムは全く意味ないってこと?
彼は呆れかえった様子で「これがイタリアだよ、もう驚かないけどね」と私に言った。