ここイタリアに来て驚いたのは、交通ルールを守らない人がかなりの数いるということ。
地域によっても違いがあるらしいが、私達が住んでいる地域周辺もなかなかの自由奔放ぶり。
あれは病院からの帰り道、車で家に向かっていたらどこからともなく救急車のサイレンの音が。
私達の後方から来ると分かった彼は車を右側(右側走行なので)によせて、でも徐行。
(日本なら皆即左側によせて停車ですけど?・・・)
道幅がかなり広く交通量も少なかったので、全く問題なく私達の車を追い越していった、と思ったのもつかの間。
私達の数十メートル前方を走っていた1台の車が、すぐ後ろに救急車がいるのにもかかわらず、右側による素振りも徐行する素振りもなくそのままかなりのスピードでロトンダ*へ突入。
え゛~!? 救急車なのに道譲らないの?!!!
救急車は手慣れたもので、ロトンダを出てすぐに反対車線に入り難なくその車を追い越していったけど、それはちょっとないんじゃないのと、驚きとともに呆れて果てた出来事だった。
*ロトンダ=日本語では環状交差点というらしい。中心の島の周囲を一方向へ周回する方式の交差点。信号がないので、無駄な待ち時間がない。