私が大学の外国語学科に入学したのは
2015年！
あれ？そうだったけ！？
もう5年経って6年目！？
ずっと在籍中なんですけど......。
2016年に義姉が左足切断した時から
殆ど授業に付いていけなかったのでね。
でも私は介護だけに翻弄されて生きていると
絶対に認めたくなかったから
自分のためにも生きるために
語学を学ぶ事を心の拠り所としたのです。
例えばそれが手芸でも良かったでしょう。
自分の心が癒せれば。
それがピアノでも良かったでしょう。
でも私のあの小さな湿気だらけで壁が結露している家に
ピアノは置けなかったのです。
それより何より、
義姉の血の通わなくなった
腐った臭い足をケアしているだけでなく
私は外気を吸う必要があったのです。
誰かと話して気を紛らわせる必要があったのです。
そして将来の自分のためになる何かを
隙間時間で身につける願望を達成したかったのです。
大学は最適な場所でした。
自分の子供でもおかしくない若者と一緒に勉強して
彼女達に励まされながらフランス語のテスト勉強したり。
娘のアラビア語補習校の先生が同級生で
私よりも年上の彼女と学食で一緒にランチ食べてお喋りしたり。
私の悩み相談までしてくれる教授に出逢えたり。
そして学年が進み本科の教授が変わり、
フランス語の授業がつまらないものになってから
大学付属の外国語センターで
フランス語とアラビア語のコースを取り直し
そちらでは、復習なのでとても解りやすく楽しめました。
そして今オンラインで勉強している
アラビア語の授業を最後に
私は大学から除籍する予定です。
いやはや、今のクラスの学生達の
アラビア語を覚えるのが速いこと！
若くて集中できると
ここまで速く語学を習得できるのね〜！と
いつも感心しています。
私はアラビア語２期が3月に始まってから
まだ1回目の宿題も終わっていないのに
もう3月終わっちゃうじゃん！？
「今日まで宿題を一回も提出していない人がいます。（←それ、私
）
是非自分のためにやりましょう！
今回からでも良いので提出しましょう！」
と教授は優しく言ってくれました。
いやね、1回目の授業で宿題４ページ＋作文が出てね。
夫が全部答え書いてくれて
あとは清書するだけなのだけれど
やっぱり理解しながら清書して
納得してから提出したいじゃん？
それやっていると
私には１０時間くらい必要なんですよ。（ノロ過ぎ？
）
その10時間の捻出ができないから
1回目の宿題から挫折して
それやらないと次の宿題も理解できないから
なんと１ヶ月過ぎてしまったのね。
来週はパスクワ（イースター休暇）で授業が休みだから
2回目の授業の宿題まで終わらせるぞ〜！
お〜ぅ
（一応、ここで気合いを入れてみる）
私にとってアラビア語は
今、読めるようになっただけでも
凄い進化なので、今度は単語力を付けて
理解力を付けないとね。
読みは、１期の時に普通の授業の他に
2回の無料セミナーで「読解」メインの授業があって
そこで読まされて、読まされて
やっと読めるようにしてもらったのです。
大学本科の時には
もちろん家で足腐っている人がいたので
勉強なんか出来なかったから
「リータ（教授は私をこう呼ぶ）は
いつ読めるようになるのかしらねぇ〜？」
と何度も私に聞き
私は
「神が望むならば インシャアッラー！」
と答える寸劇が
何年も続いていたのでした。
大学の授業というのは
アルファベット覚える事から始まるのに
突然翻訳とかし始めるので
私は全然、意味不明なままアラビア語は放置したのです。
（フランス語だけ細々と続けていました。）
教授も私の状況を解ってくれていたので
強制はしなかったのですが
やはり、誰か脇に座って一緒に読んでくれないと
絶対に私には無理だったんですね。
そして多くの外国人夫がそうなように
夫が語学を教えてくれるってことは
ほぼ不可能なワケ。
私が夫に日本語を教えられないように
やはり語学は外で教わるものなのですよ。
夫婦間だと、お互い他の事で疲れているし
忍耐力が足りなくて喧嘩になるだけだからね
だけど、語学を学ぶことは
ボケ防止に最適だし、理解できるようになれば楽しいし
私は死ぬまで続けていきますよ。
ただ、もう大学に在籍するのはこれで最後。
この外国語センターの授業がオンラインで
激安で受けられた事も在籍者への特権なので
私はやっとこの恩恵を受けられて
満足して大学を後に出来そうです。
次は現地で本格的に勉強するよ。（老後にね
）
あの、私、親戚いませんしね
イタリアに住まなければいけない理由はないので
子供が巣立ったら、どこでも飛んで行きますよ。
はやく自由な身になって
渡り鳥のように軽やかに
目的地まっしぐらで飛んで行きたいものですわ
