私はハッキリ言って
自分が人生で何をしたいのか？
何をしている時がワクワクして楽しいのか？
忘れかけていた。
それは医療通訳でお金が稼げていたからかもしれない。
医療通訳だって
とても自分に向いていると思う。
でも私が本当にやりたい事だったのか？
と言われたら、実はお金のためにやっていた。
ネックは「お金」なのではないか？？
そう、みんなネックはお金だろう！？？？
人間はまずはお金で自分が
生き延びる事を考える。
私の場合、夫の稼ぎで生き延びられたのに
好きなものは買えなかったから
自由なお金を得るために
お金を稼ぐ事を優先していたのだ。
そして自分が本当にやりたかった事を
考える余裕すら自分に与えず
ただただ、お金を追い求める日々が続いた。
それって、だめじゃね？
と思いながらも
お金はあると便利なので
本当にやりたかった事を考えることすら忘れさせる。
お金は凄い魔力の持ち主なのだ。
ではお金の誘惑にどうやって打ち勝てたのか？
そのきっかけがコロナだった
というワケ。
あそこでみんな、時が止まった。
お金の流れも止まった。
みんな家の中に閉じ込められた。
みんな、パンとか家で手作りし始めたりして
昔、時間がたっぷり余裕があった時代に戻ったような感じがした。
苦しい人も沢山出てきた。
でもみんながみんな
立ち止まって考える時間を同時に持った。
自殺してしまう人もいた。
それでも生き延びる術をみんなで考えた。
私は自分が自由になる端金を失い
私の経済はストップしたが
夫のお陰で生き延びられた。
その事に心から感謝した。
お金の流れが止まったから
私の思考の流れが速まった。
私は次に何を買おうかな？
と言う愚かな思考から
自分の内面にやっと向き合う機会を得た。
これはもう、何年も前にやっていなければいけなかった事なのだけれど
自分的には介護の大騒動からひと段落した
一番良いタイミングでコロナが到来した。
私はオンラインで料理教室が始められて
それから天から沢山のインスピレーションが降りてくるようになった。
これが欲しいなぁと思ったら
私が欲しかったものが目の前に現れるようになった。
しかも、今の私は以前よりお金がないので
良いものが格安で提供された
一瞬信じられない！と思ったけれど
私はその欲しかった物を
破格で手に入れて感謝し続けた。
方向性への指示も天から降りてきた。
私が進もうと思っていた事から派生した
他の事に挑戦する事になったりした。
でも直感を信じてその道に進むと
やはりこの方向に進んできて良かったんだ！と
後から確信できるような喜びが沢山あった。
こうして、私は
40歳過ぎてからやっと自分の方向性が見えてきたのだ。
それまで見えなかったのも情けないが
まだまだ遅くないだろう。
４０代で開眼できた事にも感謝した。
そして自分の経験値にも感謝した。
４０代で介護で最悪な時期を乗り越えられているなんて
年代的には早いだろうから。
みんな介護なんて
きっと、もっと自分も年取ってからのぞむのではないだろうか？
きっと私がみんなが介護にぶち当たる年代になったら
その道の経験者として次の介護には
精神的にもっと余裕を持って取り組めるであろう。
私は目の前に起きる沢山のミラクルに
ワクワク、ドキドキしながら
また次何が起こるのか？楽しみに
毎日を過ごすようになった。
そう、天からのギフトの数が
格段に増えているのを
私は実感していた。
私が実際に手にするお金は減ったのに
内面からの満足感は何十倍にも、何百倍にも増えて
私の生活は悦びに満ち溢れた