夫の実家の1階部分に住む息子家族は

結局、ふてぶてしい態度の義姉に耐えられず

奥さんが実家に逃げ出してしまった。

 

 

残されたのは息子と13歳の長女。

 

 

私はモロッコにいる時ぐらいは

放っておいてくれ!息子が面倒みるべきでしょ!と

しばらく放置しておいたけれど

 

義姉がある日、息子の家の前で

車椅子に座ってぽつねんと

路上を眺めながらボーッとしているのを見た。

 

 

その日は彼女は午後まで独りで同じ位置に座っていたポーン

 

流石に私も彼女と話に行った。

 
 
 
 
どうよ?息子との生活は?
あんなに息子に会いたいって言っていたよね。
幸せ??
 
 
義姉はそっぽを向いた。
 
 
きちんと食べているの??
 
今日お昼、何食べたの??
 
 
パニーノ。息子が買ってきた。
 
 
いつもパニーノ食べてんの?
 
 
あとは魚フライとか......。
 
 
 
あのさ、病気持ちのあなたが
そんな食生活していたら良くない事、知っているよね?
 
 
足首の傷口も開いてきたじゃない?
汁が出てきてるって聞いたよ。
 
 
このまま、こんな生活息子と続けるつもりなの?
 
 
義姉は黙っていた。
 
 
そして暫くして泣き出した。
 
 
私はモロッコの息子の所に来れば
みんな優しくしてくれると思っていたんだよぉ〜!
 
 
義姉はかなりのお金を持ってきていた。
でもそれは息子に吸い取られて
お世話をしてくれる人に払うべきお金は、無くなっていた。
 
 
あの自己中な泥棒のような息子が脇に張り付いていては
持ってきたお金も有効活用されなかった。
 
 
私にお金の管理を任せろと言ったら
義姉はお前なんかに任せないと反発し
息子も、お前の出る幕ではないと言うだろう。
 
だから私は完全に放棄していた。
全部、義姉に任せたらどうなるか、見てみたかった。
 
 
しかし、その結果がこれだ。
 
 
本来、奥さんにお金を払って面倒をみてもらうべきなのに
そのお金は旦那の息子が賭け事に注ぎ込んでしまう。
 
 
義姉はお金は渡したハズ!と思っているから
まともなお食事が出てこなければ文句を言ってそっぽを向く。
すると奥さんは実家へ逃げて行く。
 
 
悪循環の繰り返しだ。
 
 
 
私は義姉に言った。
 
こんな状態でここにいたら、あなた死んじゃうよ。
もう、いい加減、環境変えた方が良いよね?
 
 
 
義姉は泣きながら
悔しそうに頷いた。
 
 
 
私は帰国便の日にちを変更するように手配し
私たちがイタリアに帰る1週間後に変更させた。
 
 
義姉は秋深まるまで
息子とヌクヌクしようと思っていたのだ。
 
これがヌクヌクさせてくれる息子だったら可能だったけどな!チーン
ま、これも貴様の教育の賜物だなニヤニヤ
 
 
もう、息子家族はやっている事がアホ過ぎて
私は直視していられなかった。
 
 
そして義姉を違う親戚宅に移動させて
面倒看てもらえるように頼んだ。

この親不孝ものめが!
 
 
 
義姉はかなりこの息子から受けた扱いにショックを受けていた。
遠く離れていると、電話口では調子良いこと言って
お金を巻き上げるだけ送金させて終わっていたので
彼女は息子の事を美化し過ぎていたのだ。
 
 
 
実際蓋を開けてみれば
現実はコレだ。
 
奥さんだって
お金ももらえずに
態度悪い女のシモの世話、したくないよね。
 
 
イタリアからこんなお荷物送ってきて!と
私が当てつけに悪口を言われていた。
 
 
貴様の母親だろうが!?
 
 
私はそんな悪口は鼻で笑って
なんとか夏の間、義姉を生き延びさせて
イタリアに無事帰り着けば良いとだけ思いながら
あまりそれ以上は考えないようにした。