マラケシュにいるといつもこの時が来る。

 

 

暑さに耐えられない笑い泣き

 

 

何度も言うけれど

私はF女史に会いに来ているのだ。

なぜなら彼女がカサブランカの拠点を失ったから。

 

 

F女史は音声無しで

動きを見ているだけでもオカシイ人だ。

それに声を乗せると、もっと面白い。

 

 

私のハートを鷲掴みにしてくれるのだ。

 

 

もちろん子供達も暑いのは耐えられないけれど

絶対にマラケシュに行こうと言う。

 

 

前年など、他のお客が誰もいない時に来た時は

だだっ広いサロンでガンガン音楽をかけて

私は独りでもよくこうやって踊っているの!

あなたも踊りなさい!と

一緒に踊らされたりした笑い泣き

 

 

 

ただでさえ暑いのに、汗だくだし滝汗

 

 

彼女に比べたら妹や弟は静かなものだ。

 

 

ただ、みんな3日目には暑さに限界を感じ

4日目には妹達はアガディールに帰ると言い出した。

私は4日目にはエッサウィラに逃亡する事にした。

 

C氏は私がカサブランカに帰らないと聞いて

もう3日目の夜には独りで出発してしまった。

 

 

って言うか、みんな暑くて限界。

 

 
 
 
 
同じモロッコでも内陸のマラケシュは暑いけれど
カサブランカとアガディールは
海風が吹いていて夕方には長袖でちょうど良いくらいに涼しい。
 
 カサブランカは気候で言えば最高に過ごしやすい。


内陸のフィレンツェが盆地の
京都のように暑くなるのと一緒で
夏のフィレンツェは、人っ子一人いなくなる。
 
 
大抵フィレンツェ人は海に別荘を持っているので
みんな猛暑のフィレンツェを後にして
海へと逃げてしまうのだ。
 
 
 
フィレンツェで逃げ出していては
日本の厳しい夏など、到底耐えられないだろう。
日本はクーラーが普及しているけれど
イタリアはクーラーなんて無い家ばかりなので
以前は海へ逃げるしかなかったのだろう。
 
 
 
今度イギリス在住のF女史の妹N女史が
アガディールに買った家の全ての部屋に家具が入ったら
マラケシュじゃなくてアガディール集合にしましょう!とのこと。
 
あ、それいいね〜!
 
 
F女史はインテリアのセンスが抜群なので
N女史はマラケシュで全てソファーのオーダーを
F女史の助言のもと全て済ませていた。お願い
 
 
 
次はいつモロッコに行けるのかな〜??
 
でもこの年を最後に
もうモロッコなんて行きたくなくなる事件が
この後起きるんだけどねガーン