義姉の安易な計画では

息子にビザがおりて

イタリアで息子と感動の再会を果たして

その後一緒にモロッコに夏休み帰国するハズだった。

 

 

しかし息子はイタリアに入国できたら

すぐにシェンゲン諸国に逃げるつもりでいたので

息子の計画も、義姉の計画もポシャった。

 

 

 

義姉はモロッコに一人で帰国する羽目になり

ヤケになって、以前も書いたけれど

宝箱がない!と突然大騒ぎし始めた。

 

 

その宝箱は緑色の箱で

あまり価値のないガラクタのアクセサリーが入っていた。

義姉はこの家に価値のあるものは置いていけない!

といった感じで、大騒ぎして夫にそれを探させた。

(誰も貴様のガラクタに興味はないのだが.....)

 

 

義姉はまるでモロッコで死んでも良いように

完璧な準備をしているようだった。

 

 

貴様にはガラクタ宝石より

巨大なオムツと尿漏れシートの方が必要だろうに....

とか思いながら、宝箱を探す夫を気の毒に思ったニヤニヤ

 

 

 
 
 
 
夫は、義姉がどこに置いたかも記憶にない
宝箱をやっと探し当てて
ホレ!と義姉に手渡した。
 
 
義姉は、さも安心したかのように
「あぁ、これで旅立てる!」と
そこからチケットを取ってくれ!とのことで
私は速攻チケットを取った。
 
 
2019年6月14日、義姉は
夫に「色々ごめんよ!」と言って旅だったらしい。
 
ごめんよの一言で済む騒ぎじゃなかっただろうが!と
年末から今までの大騒動を思い返し
そして危篤だったのに、またピンピン元気に回復して
モロッコまで旅をしてしまう義姉の強靭さに恐ろしくて震えたゲッソリ
 
 
 
モロッコに着いたら
夫の親友B氏が迎えにきてくれていた。
 
 
しかし、義姉はB氏の車のシートを
尿漏れでびしょびしょにしてえーん
これが最後のB氏出動となった。
 
 
B氏は夫に電話してきて怒っていた。
あんなことになっているのなら
こっちだって何か対策したのに!!!と。
 
 
夫はスッカリ着いた先何が起こるかなんて忘れていた。
年末の危篤の時から、私達は破茶滅茶に疲れていたのだ。
息子はアホな結果で来ないし、
宝箱ない!事件で大騒ぎして疲れさせられるし。
 
 
しかし、この大騒ぎもこれが最後になる
決定的事件がモロッコで繰り広げられるのだった。
 
 
モロッコでは誰が待っている??
私達みたいに親身に世話をする人間ではなく
 
そう、ドラ息子だニヒヒ ドクロドクロドクロ